
録音時のリズム・セクションはボブ・デイズリー(ベース:元RAINBOW)とリー・カースレイク(ドラム:元URIAH HEEP)。
しかし、二人はレコーディング後に脱退していた。
代わって加入したのがルディ・サーゾ(ベース:元QUIET RIOT)とトミー・アルドリッジ(ドラム:元PAT TRAVERS BAND)。
で、リリースされたアルバムにはルディとトミーの写真が載っていた。
そういうことは、別に珍しくもなんともない。
まあよくあることだ。
しかし、それが1回じゃ済まなかったりするのは、ちょっと珍しいかも知れない。
件のルディ・サーゾ。
彼がQUIET RIOT(70年代の方)に加入したのは、2ndアルバム『QUIET RIOT Ⅱ』(1979年)リリース直前。
アルバムでベースを弾いていたのはオリジナル・メンバーのケリー・ガルニだったけど、ジャケットにはルディの姿が。
つまりルディは、QUIET RIOTからオジー・オズボーンのバンドへと渡り歩く過程で、演奏はしてないけどメンバーとしてクレジットはされている…という経験を2回繰り返しているということに。
流石にそういう人は、他にいないんじゃないでしょうか。
この話、昔のBURRN!に載ってたんだと思う。
ルディ・サーゾとは逆に、URIAH HEEPに一瞬参加して1曲だけクレジットされたり(まあ1曲しか参加してないから当然だが)、RAINBOWに一瞬参加してるんだけど『LONG LIVE ROCK 'N' ROLL』(1978年)に自分の演奏が使われてるかどうかわからないという、マーク・クラークなんて人もいましたね。
(マーク・クラークについてはhttps://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1319.htmlを御参照あれ)
URIAH HEEPにRAINBOW?
リー・カースレイクとボブ・デイズリーが参加してたバンドじゃねえか。
本当にこの世界は、広いようで狭いというか。
それにしてもボブ・デイズリーとリー・カースレイク。
『DIARY OF A MADMAN』ではソングライティングにも参加して、貢献度は高かったはずなのに、その後アルバムの演奏自体を差し替えられてしまうという…。
不憫な。
(2024.12.25.改訂)