「HOLLY BUTCH vol.4 年末スペシャル」@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

画像はい、30日(日)「HOLLY BUTCH vol.4 年末スペシャル」@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR、御来場の皆様ありがとうございました!
俺は飲み過ぎて記憶が曖昧でございます…。

会場入りしたのは12時半近く。
開演が13時で、こんなにギリギリでハコ入りしたのは初めてじゃないだろうか。
ともあれ電車の中から飲みは始まっていた。
HEAVEN'S DOORではゲルチュチュがリハーサル中。

あっという間に13時になり、オンタイムでイヴェントがスタート。
オープニングDJは俺。

1st SET(OP)
Starship/YBO2
Creeping Worms(Under Your Rest)/ASYLUM
Close the Eyes/BACTERIA
刺生活/マリア観音
Dead Song/GASTUNK

一番手、ゲルチュチュ(画像)
けっこう久しぶりに観た。
相変わらずのファンキーかつジャジーなパンクが炸裂。
最近恒例の一斗缶+サンダーで派手に火花を出すのもやっていたが、今回は一斗缶が2個。
しかもハッチ(ヴォーカル)がそれをスティックで叩いてメタル・パーカッション(?)として使う、という新たな芸が見られた。
ライヴはオンタイムでスタートしたが、ゲルチュチュのステージが終わった時点で約5分押し。

2nd SET
Intro/MYKEL BOARD
Outlaw Scumfuc/GG ALLIN
Bite It You Scum/GG ALLIN
You Hate Me & I Hate You/GG ALLIN
You're Gonna Die/GG ALLIN
Cunt Sucking Cannibal/GG ALLIN
Drink, Fight & Fuck/GG ALLIN
Cock On The Loose/GG ALLIN

全曲GGアリンで固めたのは正解で(?)、二番手のバイドクは“ネイキッドバンド”と自称するだけのことはある裸祭り。
途中でギター兼ヴォーカルが全裸でフロアに出てきて、テーブルの上で逆立ち。
客の女性たちをステージに引っ張り上げて、ギターやドラムを演奏させる。
音楽的にはかなりストレートなロックだが、歌詞はとってもお下劣。

DJ TAKA!が回した後、三番手のGhettoが登場。
3人組で、リズムセクションが女性。
いわゆるオルターナティヴ由来の歌モノロックという感じ。
リズム隊の女性二人がイイ感じ。
でっかいリッケンバッカーを手弾きするベーシストはちょっとニナ・ハーゲンを思わせる顔立ち。

再びDJ TAKA!のプレイに続いて、四番手は断絶交流。
昨年5月に同じHEAVEN'S DOORで一度観ている。
パワフルで豪快。
暑苦しいようでいてけっこう爽快。
そして女性ドラマーがすんげえアニメ声。

DJを交代してから、フロアでモツ煮丼を食う。
美味しゅうございました。
そして再びブースへ。

3rd SET
1969/THE STOOGES
Down On The Street/THE STOOGES
I Wanna Be Your Dog/THE STOOGES

ステージのセットチェンジは早かったが、この時点で既に20分ほど押していた。
五番手、MUSTANG JERX。
7月に四谷OUTBREAKで観た時同様、ラストの「チューチュートレイン」の前までMCなし、ブルージーでスピーディーなR&Rで軽快に飛ばしていく。
高森(ギター、ヴォーカル)と利果(ベース)のジャンプで、次々に曲が切り替わる。
相変わらずのシャープなステージング。

4th SET
Tutti Frutti/MC5
Looking At You/MC5
Kick Out The Jams/MC5
The American Ruse/MC5
Gold/MC5
Back In The USA/MC5

六番手、1000000$boyz。
何年ぶりに観たか思い出せない。
俺が知っているのとはまったく別のバンドになっていた。
パーカッション、キーボード、トランペットをフィーチュアした、ギターレスの6人編成。
レゲエやアフロビートをフィーチュアした、ダンサブルでおしゃれな音楽。
コレはコレでカッコいい。
(しかし俺は選曲の方向性完全にミスった)

DJ TAKA!がレゲエを回して、七番手のRANKIN TAXI & The Ragga Soulが登場。
この前観たのはいつだったっけな。
「実の娘をナンパ」で笑わせてくれる一方で、反原発のメッセージもきっちり打ち出す、その硬軟自在ぶりは流石の一言。
かつてナンパしてしまった娘さんももう40歳で、本人は65歳とのことだが、まだまだ元気で頑張って欲しいお人。

DJ TAKA!のプレイに続いて八番手はSOUL-D!
このバンドについては俺もTAKA!もまったく知らなかったが、女性ヴォーカルをフィーチュアした、いわゆるミクスチャー系のバンド。
楽しいステージで、フロアはかなり盛り上がっていた。

イヴェントのスタート以前からずっと飲み続けていて、この頃には既に相当酔ってきていたが。
しかしまだまだ出番は続く。

5th SET
The Ides Of March/IRON MAIDEN
Prowler/IRON MAIDEN
Thunder And Lightning/THIN LIZZY
Witching Hour/VENOM

九番手、デッドバンビーズ。
2年ぶりぐらいに観たと思う。
チャック(ギター、ヴォーカル)は相変わらず少年のよう。
ハードで勢いに満ちた、ジャンル分け不能のR&Rも相変わらず。
そして無駄に長いMCも(笑)。
衝動重視のようでいて切なさ成分多めなチャックの声質は、このバンドの大きな魅力だと思う。
なんか一発、代表曲みたいなのが欲しい気がする。
ともあれチャックさんビールの差し入れありがとうございました。

6th SET
It's A Long Way To The Top/LEMMY
Who Made Who/AC/DC
TNT/SEBASTIAN BACH
You Shook Me All Night Long/AC/DC

読み込めないCDがあって、急遽選曲を変更。
十番手はThe JFK。
ギター2本の4人組。
ツイン・ギターをフィーチュアしたブルーズ・ベースのハード・ロックを、海外のバンドによくあるようなヴィンテージとかレトロという感じじゃなくあくまでも現代的な解釈でプレイする、そんな感じのバンド。
ともあれいよいよ酔いが回りに回ってきた。

DJ TAKA!のプレイに続き、十一番手、SLANG BOOGIE。
酔いに任せて最前列で踊りまくってしまいました。
レゲエ由来のピースフルさを前面に押し出したハードコアは、文句なしにカッコいい。
それだけに、このバンドの演奏中にフロアで暴力沙汰が起こったのは残念でならない。

ゴタゴタに首を突っ込んだせいで、トリ前のJET BOYSは途中から観た。
これまた相変わらずの馬鹿馬鹿しさ&楽しさ。
オノチン(ギター、ヴォーカル)が裸になってギターで大根をすりおろすのはやってたけど、フロアに突入したりとかの大暴れは今回なかった。

そして最後の出番。
この時点で進行は30分以上押していた。

7th SET
Blitzkrieg Bop/RAMONES
Rock The Casbah/THE CLASH
I Love Rock'n Roll/JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
Sundelight/HAWAII MUD BOMBERS
Noise, Noise, Noise/THE DAMNED

トリはGOLGO BUTCH。
この夜もスーパーハイテンションのパーティー・パンクが炸裂。
ココのドラマーは都内のインディーズでも屈指の存在だと思う。
しかしこの頃には立っているのもやっとの泥酔で、ライヴの記憶はあんまりない(苦笑)。

終演後はDJ TAKA!が締める。
俺は既にまっすぐ歩けないレベルの酩酊状態だったが、イヴェント後にTAKA!と新宿に移動して朝まで更に飲む。
帰宅は今朝7時近く。
(TAKA!は8時まで新宿で飲んでいたという…)
今日は16時近くまで寝てました。


ともあれ、コレで2018年の活動は終了です。
19年のDJは1月12日(土)「HANKY PANKY」@渋谷ロックのこころから。
このブログも今年はコレで最後。
皆様、今年もお付き合いいただきありがとうございました。
19年もヨロシクです。

明日は三軒茶屋でお会いしましょう

画像はい、今年も残すところあと2日となりました。
(早いなあ…)

さて、明日30日(日)は「HOLLY BUTCH vol.4」@三軒茶屋HEAVEN'S DOORでございます。
13時から22時までの9時間、豪華13バンド+DJ2名+フードでお送りするマラソンイヴェント。
(こないだ11時間って書いたけど、明らかに間違ってたよな)





「HOLLY BUTCH vol.4 年末スペシャル」
2018年12月30日(日)
三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

【出演バンド】
GOLGO BUTCH
断絶交流
SLANG BOOGIE
JET BOYS
MUSTANG JERX
デッドバンビーズ
Ghetto
ゲルチュチュ
1000000$boyz
バイドク
The JFK
RANKIN TAXI & The Ragga Soul
SOUL-D!

【DJ】
DJ.TAKA! / 大越よしはる

【FOOD】
居酒屋あぐら

【open/start】
13:00/13:30

【料金】
前売り\2,500+2drink\1,000
当日 \3,000+2drink\1,000


俺は13時のオープンから早速回します。
年内締め切り分の仕事は全部済んでいるので、安心して飲みまくれる!(←ちゃんと回せ)
仕事納め済んでる皆様は、三軒茶屋で昼間から一緒に飲みましょう。

THE COUNTBACKWURDS/Sorry Charlie!(1997)

画像ラッセル・クァン(元THE MUMMIES他)が参加しているバンドの音源を時々紹介しているが、それは彼がそれだけいろいろなバンドに参加したりレコードを出したりしている、ということで。
コレはそんな中の1枚。
短命に終わったバンドの2ndシングル。

スリーヴの裏には5人のメンバーが写った写真があるものの、テルスター・レコーズのT.ランス自身によるスリーヴノーツにはラッセル・クァンの名前しか出て来ない。
そこではラッセルのことをこのバンドの“フロントマン”と書いてあるが、実際には(もちろん?)ドラムを叩いていた。
ラッセル以外のメンバーはジョン・マクドナルド(ヴォーカル)、ビル・スティロ(ギター)、クリス・ハーヴェイ(ギター)、スティーヴ・コックス(ベース)の4人、だったはず。

A面は60年代ガレージ・バンド、THE SCOTSMEN(ずっと以前にこのブログで紹介したミネソタのバンドじゃなくて、ワシントンのバンド)のカヴァー「Sorry Charlie」。
スリーヴで輪切りにされてしまっている眼鏡をかけた魚が“チャーリー”らしく…俺は全然知らなかったが、“Charlie The Tuna”といってアメリカでは有名なツナ缶のキャラクターなんですってね。
チャーリーを食べようとしているのはラッセル・クァン自身だろうか。

B面は同じく60年代ガレージ・バンド、THE DAWNBREAKERSのカヴァー「The Alligator」。
多分この曲の方がA面よりも有名な曲だと思う。
ガレージ・パンクをちょっと聴いている/いた人なら、「あ~りげいた~!」というサビに聴き覚えがあるだろう。

A・B面ともRAWな音質にラフな演奏と、典型的な90年代サンフランシスコ・ガレージを聴くことが出来る。
「The Alligator」の方がスピードと勢いがあってカッコいいかな。

1stシングルは1996年。
そしてこの2ndシングルが97年。
リリースはその2枚だけらしい。
ラッセル・クァンとジョン・マクドナルドとビル・スティロはその後THE FLAKESを結成し、こちらはアルバムを出したりと、そこそこ長い期間活動することに。
(と言っても5年ぐらいだったか)