渋谷あと10日

画像はい、6月10日(月)「RICH FOREVER SEMINAR」@渋谷CYCLONE、あと10日となりました。
皆様、是非御来場ください。
何しろ無料だからな。
出演は#STDRUMSことユージ・レルレ・カワグチと俺の二人だけ(のはず)。

#STDRUMSは、作品毎に方向性の違いはあれど、基本的には“ドラマーによる和製SQUAREPUSHER”みたいな感じなんだけど。
(今度の新作LP『LOTUS ROOT』がどんな感じなのかは俺もまだ全然知らない)
10日に俺がテクノとかトランスみたいなのを回すかというと全然そんなことはなくて。
今回はユージ・レルレ・カワグチのリクエストする方向に沿います。
現時点では全曲LPの予定。
(重かろう…)
とりあえずオープニングの1時間と、1部と2部の間の休憩時間(25分ぐらい?)。
終演後にも回すのかどうかとか、細かい部分はまだ全然話してない。
ともあれ、お楽しみに。

ユージ・レルレ・カワグチは現在LPのジャケット製作を一人で手作業で行なっている模様。
こないだネットで接着剤について質問してたと思ったら、自分で切ったり貼ったりして作ってるのか。
(もの凄い手間だな…)

ユージ・レルレ・カワグチについてはこちらのインタヴューも御覧ください。
https://lsdblog.seesaa.net/article/201805article_7.html
https://lsdblog.seesaa.net/article/201805article_8.html


俺は14日(金)にも高円寺ShowBoatでDJ。
7月にも2本予定入ってます。
まずは10日CYCLONEに来たれ。

EURO-ROCK PRESS Vol.81

画像はい、EURO-ROCK PRESS最新号です。

表紙と巻頭インタヴューはなんと(?)BIG BIG TRAIN。
ディスコグラフィー記事中では各レヴュワーが褒めちぎっているのに、表紙のキャッチコピーが“中堅バンド”って、なんでそこだけ慎ましいんだ(笑)。






ともあれ、今回もレヴューどっちゃり書いてます。
そりゃもうどっちゃり。



AMON AMARTH
安全バンド
DIE TODLICHE DORIS
ELUVEITIE
ETHEL THE FROG
GAUDI
外道
GRAND MAGUS
GUNTER SCHICKERT
HAWKWIND
非常階段
IAN GILLAN BAND
IMMINENCE
IN THE WOODS...
IRON MAIDEN
割礼
KEN & THE STRANGE MOON
KING CRIMSON
摩天楼オペラ
ミッキー吉野グループ
長沢ヒロ
NIGHTRAGE
陰陽座
PAGAN RAIGN
RISE TO FALL
佐伯真有美
SOUNDWITCH
SUNN O)))
上田正樹とサウス・トゥ・サウス
YELLOW


…いつもより多く回しております。
全レヴューの1割ぐらい書いた。
今回CD4枚組とかもあったんで、2月半ばからGWまでほとんど毎日音源聴いてはレヴュー書く、の繰り返しだったな。
(もちろんその間にSLAYERのムックとか他の仕事も…)

あと、KEN & THE STRANGE MOONのインタヴューとライヴ・レポートも。
更に、「King Biscuit Flower Hour」他のライヴ音源シリーズ“Alive The Live”の記事で、BOSTONとロリー・ギャラガーとTEN YEARS AFTERとYESのライヴ音源を紹介しています。
あー書いた書いた。
皆様、是非お読みになってね。


で、もう次号の仕事をしているという…。
EURO-ROCK PRESS Vol.81、31日発売。

Future Is Now

画像先日リリースされた村八分の『三田祭 1972』(画像:ちなみに2000年に出た『LIVE'72―三田祭―』の再発ではなく、新たに発見されたテープを従来のマスターとミックスしてリマスターしたモノ)はCDとDVDの2枚組。

DVDの中身は2005年にリリースされた『村八分BOX』にも収録されていたモノだが、その映像は数秒単位でブツ切りに切り替わる。
コレは当時撮影に使用した8ミリカメラがゼンマイ駆動で数秒間しか稼働せず、繰り返しゼンマイを巻き直しては撮っていたからなのだという。

ゼンマイ駆動!
村八分が慶応大学三田祭に出演したのは既に半世紀近く前のことだが。
その時点では家庭向けのヴィデオカメラもまだ登場していなかったワケで。
それにしても、ゼンマイ仕掛けの8ミリカメラ(当然ヴィデオテープではなく8ミリフィルム)とはね…。
スマホで動画が撮れて、しかもそれをすぐにネットにアップすることも出来るこの21世紀との差に愕然とする。

技術の進歩で、世の中は本当に変わった。
モノによっては、かつて予想もしなかった方向に。
俺が子供の頃、電話と言えばダイヤル式の黒電話。
ボタン式のいわゆるプッシュホンが出て来た時でさえ驚きだった。
その頃、未来の電話の進化形として誰もが予測していたのは、TV電話だった。
現在、TV電話は確かに実在しているけれど。
しかし現在における電話の進化形の主流は言うまでもなくスマホだ。

ニュー・ウェイヴの時代にFILMSがデビュー・シングル「T.V.Phone Age」をリリースしたのは1980年のこと。
今から約40年前。
この当時でも電話の未来はTV電話、と誰もが信じていたのだ。
実際には、電話は持ち歩く方向に進化した。
そしてどんどん小さくなっていった携帯電話はいわゆるガラケーからスマホに進化した時点で逆に少し大きくなり、一方で通話相手の顔ではなくネットの画像や動画を観たり、自分で撮影して送ったり出来る、電話とカメラの機能を備えた超小型のパソコンのような端末、として生活の中に定着。
40年前にこんな未来を想像した人が一体どれほどいただろうか。

8ミリカメラがゼンマイで動いていたのも電話がダイヤルを回すモノだったのも、俺の子供時代のことで。
そして今は普通にパソコンを使いスマホを使う(つってもスマホ買ったの昨年末だけど)生活を送っている。
電子書籍はまだほとんど利用していないが、自分が仕事した本が紙だけでなく電子書籍でも出る、というのは数年前から現実のモノとなった。
40年前には想像も出来なかった40年後の未来(もっとも子供の頃は1999年に死ぬと思ってたし…)は、他でもない今。
改めて考えると、ちょっと呆然とするなあ。


タイトルは村八分でもFILMSでもなくニナ・ハーゲン。