EL ZINE VOL.52

EL ZINE VOL.52.jpgはい、EL ZINE最新号、24日から発売中です。

今回はTHE STRANGLERSを取り上げました。
昨年オリジナル・メンバーのデイヴ・グリーンフィールドが亡くなり、今年新作を出して好評、というタイミングでの特集です。
皆様、是非お読みください。

それにしても今回…EL ZINE史上初のセクシーな表紙!
(裏表紙も)
ということで表紙と巻頭インタヴューは経血。
”ルーツ・オブ経血”という、メンバー自身によるディスク・レヴューも載っていて、コレが興味深い。
ミドリとか犬神サアカス團とか村八分とかSLIP HEAD BUTTとか、一方で黒夢や椎名林檎や大森靖子もアリ。
お兄さんにヤフオクでTHE COMESを買ってもらったとか、MINOR THREATをApple Musicで購入とか、やっぱり世代が違うな―…。

他にも10周年を迎えたBREAK THE ROCORDSとか。
今までEL ZINE誌上でも『CHLOROFORM』の名前は何度か出ているのに本人登場は初めてなSMALLSPEAKERのインタヴューとか。
元ADOLESCENTS~CHRISTIAN DEATHのリック・アグニューのインタヴューとか。
毎年恒例、レコード屋さんのオススメ音盤とか。


さて、あと3時間ちょっとで年が明けてしまいます。
2021年もお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。
今年はコレで最後になります。
個人的には、今年の一字は「貧」か「窮」か、それとも「惨」か…って毎年ほとんど同じじゃねえか。
ともあれ2022年もヨロシクです。
皆様、よいお年を。

COURAGEOUS CAT CLUB Vol.4

COURAGEOUS CAT CLUB.JPGHiroshi The Golden Arm(ACE KILLERS UNION、THE GOLDEN RAT)の手になるジョニー・サンダースのファンジン、なんと24年ぶりの最新号。

俺は最初の2号は今でも持っているが(というかVol.2には執筆していた)、ネットに掲載されたというVol.3は読んでおらず、そしてVol.3はサイトごと跡形もなく消えてもう読めない。
やっぱり紙だよなー…。

で、とんでもなく濃い内容。
いきなり元NEW YORK DOLLSファンクラブ会長Akabane Sadaaki氏のインタヴューで、NEW YORK DOLLSの初来日を観て、現在もデイヴィッド・ジョハンセン(ヨハンセンじゃなくてジョハンセンな!)と親交があるという氏のトークが炸裂。
そしてジョニー・サンダースのバイオグラフィ『IN COLD BLOOD』著者であるニーナ・アントニアのインタヴュー。
(2001年のDOLLからの再掲)
KADOI THE HEARTBREAKによる、『ジョニー・サンダース コンプリート・ワークス』(https://lsdblog.seesaa.net/article/202004article_11.html)以降にリリースされたジョニーのレコード/CDの紹介と、ウォルター・ルアーの音源紹介。
GEN(元LIPSTICK KILLERS)による、『An Imperfect Life…Tribute to Johnny Thunders』(https://lsdblog.seesaa.net/article/202006article_21.html)のセルフライナーノーツ。
などなど。

更にポストカードとステッカー、KADOI THE HEARTBREAK作成のジョニー・サンダース・ファミリー・ツリーがおまけに付いている。
特にファミリー・ツリーはおまけというにはあんまりな超労作で(四つ折りにしてようやくファンジン本体と同じサイズ)、俺が『ジョニー・サンダース コンプリート・ワークス』で”ジョニーのバンドの参加メンバーを完全に把握するのは不可能”みたいなことを書いたのに、それをほとんどやっちゃっているのだった。
(流石に単発ギグの参加メンバーまでは追えていないが、それにしても凄い)

発行部数はごく少数なので、現時点で売り切れ間近の様子。
興味ある方は即チェックを。

昨年予定されて延期になっていた『ジョニー・サンダース コンプリート・ワークス』発売記念イヴェントも、仕切り直して開催の予定。
『COURAGEOUS CAT CLUB』もこれっきりではなく続くらしいので、諸々楽しみに待ちたい。

山下ユタカ『M.M.M』#3

MMM3.png山下ユタカ、noteでの新連載、第3話。
26日にアップされている。
週刊ではなくほぼ隔週刊になっておりますが…。


https://note.com/yutaka_yamashita/n/n0ade7b4c231a?fbclid=IwAR1_enmf4CSqej0HaAQ8BSt89MMTTpi5JxAWxS5rJoA1bd0ualrC25m2uZI


”プイイイイイ”という謎の声の主はやっぱり…。

アイのもの凄い身体能力といい、不思議な力を持っているのは”なおもり”だけではないようで。
そしてアイが言う”JK=ウチら”の意味とは?
現時点ではまだわからないことばかり。

そしてしゃべるモルモット。
やっぱりコレってSF(=少し不思議)なのか?

とりあえずここまでがプロローグで、来年から本編が始まるのだという。
現時点でヤクザもバイカーもバンドマンも出てきてない山下ユタカ漫画、続きを楽しみに待ちたい。
ってか途中でちょっと大友克洋タッチ…。
(大友タッチ+山下パース)


あと、本人も言っている通り、モルモットの鳴き声を”プイプイ”と表現するのって、山下ユタカが『モルカー』よりずっと前にやってるんだよね…。