
はい、29日(土)「RETURN OF THE LIVING DOLLS VOL.3」@武蔵境STATTO、多数御来場いただきありがとうございました。
いやあ、楽しかったなあ。
書籍『ジョニー・サンダース コンプリート・ワークス』、Lily & Gen with Friends『An Imperfect Life…Tribute to Johnny Thunders』、the GOLDEN RAT『we got a right』の、(the GOLDEN RAT以外は)2年遅れの発売記念パーティーにして、ジョニー・サンダースのファンのジョニー・サンダースのファンによるジョニー・サンダースのファンのためのイヴェント、4年ぶりの3回目。
イヴェントの開始予定は17時半だったが、DJの入り時刻は15時。
随分早い時間に家を出て、電車の中で昼食。
ともあれいろいろな人たちと実に4年ぶりの再会を果たす。
リハーサルが押して、定刻の15分後にスタート。
4人のDJの中で唯一アナログ7inchオンリーだったKADOI THE HEARTBREAKに続いて、俺の1回目の出番。
1st SET
Pipeline/JOHNNY THUNDERS
Black Sand Beach/THE GOLDEN ARMS
The Godfether/SURFIN' LUNGS
Rock 'n' Roll/PAPPYS
Pipeline/DICK DALE with STEVIE RAY VAUGHAN
Rumble/BROWNSVILLE STATION
Sabre Dance/LOVE SCULPTURE
カヴァーのインストゥルメンタルで。
一番手、ジョニーダンサーズ。
相変わらず、ユルめで楽しいジョニー・サンダース(ウォルター・ルアーも)のカヴァー祭り。
「Chinese Rocks」ではTHE FOURTH DOWN GAMBLESのMASATO EVIL-EYEがゲスト参加し、激しいアクションで盛り上げた。
ラストは「Pipeline」で締め。
KADOI THE HEARTBREAKの2回目の出番に続いて、二番手はRIOT MISSILE。
名前は聞いていたが、初めて観た。
赤い髪の女性ベーシストを含むトリオ。
こちらは1曲目が「Pipeline」でラストが「Chinese Rocks」。
ギターは完全にジョニー・サンダース直系ながら、オリジナル曲は突進力のあるパンク/R&R。
勢いがあってよろしい。
「Chinese Rocks」ではthe GODのKAZUHIDEが飛び入りしてギターを弾く。
続くDJは音楽ライター/編集者の白谷潔弘。
(この人がいなければ多分『ジョニー・サンダース コンプリート・ワークス』の出版はなかったのだ)
そうこうする間に、酒が飛ぶように売れていく。
STATTOはビールだけでもかなりの種類が置いてあるのだが(全部小瓶)、エビスがなくなり、サッポロがなくなり…。
そして三番手、Naruzy Suicide。
今回はソロでの出演。
エレアコ弾き語り。
妖しいルックスとピーター・ペレット直系のヌルッとした歌唱は健在。
LIPSTICK KILLERS解散後は日本語で歌っているのだが、押韻にこだわり抜いた歌詞の連なりは、時々何語で歌ってるのかわからなくなる。
物販も担当していたDJ AKIRA 13th Avenueがひねりのある選曲で回した後、トリ前のLily & Gen and Friendsが登場。
Lily(ヴォーカル)とGen(アコースティック・ギター)に加え、Dannie B.GoodのDannieがエレキ・ギターを弾き。
アルバム同様、ジョニー・サンダースのカヴァーを基本アコースティックに聴かせる。
「Ask Me No Questions」ではLittle Johnnie(元THE HONG KONG KNIFE)とNaruzy Suicideが加わり。
更にラストの「Let Go」ではMr.RATBOYとHIROSHI THE GOLDEN ARM、それにジョニーダンサーズも加わり、STATTOの狭いステージをいっぱいにして大盛り上がり。
で、俺の出番2回目。
2nd SET
Aloha Steve & Danno/RADIO BIRDMAN
Vicious/LOU REED
Rock 'N Roll/DETROIT
Frederick/PATTI SMITH GROUP
Walk On By/THE STRANGLERS
Method To My Madness/THE LORDS OF THE NEW CHURCH
アルバム『we got a light』でカヴァーされているバンド/アーティストの、それ以外の楽曲。
持ち時間20分なので、途中からはフェードイン/フェードアウトで次々入れ替える。
トリはもちろんthe GOLDEN RAT(画像は本番ではなくリハーサル時のモノ)。
驚いたことに、Mr.RATBOY(ヴォーカル、アコースティック・ギター)とHIROSHI THE GOLDEN ARM(エレキ・ギター)+ベースとドラム(どちらも外国人)…に加えて『we got a right』に参加していた岡島大源太(バリトン・サックス)まで登場というフルバンド編成。
(日本人の方が少ない)
THE STRANGLERS「No More Heroes」やRADIO BIRDMAN「Love Kills」など、アルバムで演っていた数々のカヴァーを、アルバムよりもずっとダイナミックなバンド・サウンドで披露していく。
見た目にはわからないがかなり気合入っていたのだろうか、Mr.RATBOYが早々にアコギの弦を切る。
困りながら「キース・リチャーズだってギター5弦だしな…」とか言ってたらNaruzy Suicideがギターを貸してくれた。
時間が押していたものの、ルー・リード「Rock And Roll Heart」で演奏を終えたあとには当然のようにアンコールがかかる。
で、アンコールがミッチ・ライダーの「Ain't Nobody White」というもの凄い(?)選曲だったんだけど、フロアはかまわず盛り上がっていたのでした。
お坊さんのような和装の岡島が異彩を放っていた…。
終演後、帰りを気にしなくて済むようホテルを取った(!)KADOI THE HEARTBREAKの楽しいDJ(実際彼の選曲が一番ウケてたな)を聴きながらしばらく飲む。
Mr.RATBOYは俺の選曲を気に入ってくれたようで、「You understand!!」と言われました。
俺がお金もらって文章書くようになる以前にやってたファンジン・LSD→DOLL→EL ZINEとずっと読んでくださっている方(多分世界に10人もいない)にお会いして驚愕。
俺が以前ブログで紹介したGOD(日本じゃなくてオーストラリアの方)のCDを「何処で買ったんですか?」と訊いてきたMASATO EVIL-EYEにも、思わず笑ってしまった。
(そんなこと訊いてくるのは君ぐらいだよ…)
しかしこちらは帰りを気にしないワケにはいかなかったので、後ろ髪をひかれつつ駅に向かう。
電車が遅れていて肝を冷やしたけど、どうにか湘南新宿ラインの終電で帰ってきましたよ。
次回の「NIGHT OF THE LIVING DOLLS」は4年後…ではないらしい。
(オリンピックじゃないんだからさ…)
俺の次回DJ(多分今年最後)は来月です。
そちらの告知はまた今度改めて。