
何処で買ったか全く思い出せない。
リリースされた時にすぐ買ったのは間違いない。
DJで使おうと思ったんだった。
実際、何度回したか思い出せない。
オリジナル・リリースは1964年8月4日。
THE KINKSの3rdシングル。
以前1stアルバム『KINKS』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201711article_15.html)を紹介してしまっているし、この大名曲について今更言うことなんて別にないんだけどさ。
「Long Tall Sally」「You Still Want Me」と、デビュー後2枚のシングルが不発で、パイ・レコーズからは次のシングルが売れなかったら契約破棄、と言われていたところに、起死回生の大ヒット。
全英1位・全米7位。
前にも書いた通り、キャリア存亡の危機だった新人バンドがいきなりこの曲をって、すげえな。
レッドベリーとビッグ・ビル・ブルーンジーにインスパイアされたそうだけど、全然別モノじゃありませんか。
レイ・デイヴィスはこの曲について”Love song for street kids”とコメントしている。
ドラムを叩いているのはセッション・ドラマーのボビー・グレアムで、ミック・エイヴォリーはタンバリンしかプレイしていないという。
アレンジャーのアーサー・グリーンスレイドが弾いたというピアノも良いアクセント。
結局メタルにもパンクにも影響する、ロック史上に永遠に残る楽曲となった。
VAN HALENはもちろんのこと、THE 13th FLOOR ELEVATORS(https://lsdblog.seesaa.net/article/201610article_2.html)、801(https://lsdblog.seesaa.net/article/202107article_5.html)、それにTHE HAMMERSMITH GORILLASなんかのカヴァーも印象深い。
B面の「It's All Right」はアルバム未収録曲。
ハープをフィーチュアしたアレンジと演奏は、ちょっとTHE YARDBIRDSっぽくもある。
ってか来年8月には「You Really Got Me」リリースから60年…!
俺がこの7inch買ってからでも20年になるのか…。