
流血ブリザードのヴォーカリスト、ユダ様の生誕祭。
改装を終えて29日の10時に開店したという吉野家で早めの腹ごしらえを済ませて、フロアに入る。
カッコいい女性DJが70年代パンクのカヴァーを中心にスピンしていた。
定刻より少し早く、司会のSUZANが登場して客を煽る。
そして一番手のSEX MACHINEGUNSが登場。
何て贅沢なイヴェントでしょう。
SEX MACHINEGUNS、初めて観た。
リフもソロも極めて正統派のメタル・サウンドなのに、どの曲にもあふれるユーモラスな感覚。
(MCにも大笑い)
そして、80年代のACCEPT以来メタルの伝統芸(?)となっている、フォーメーション的な動き。
久々の対バンとなった流血ブリザードに対するリスペクトの見えるステージ運びでした。
フロア前方のヘッドバンギングの波…という光景を、久しぶりに見たな。
約40分ほどのステージ。
再び登場したSUZANに呼び込まれ、二番手はCOCOBAT。
何て贅沢な(以下略)
SEX MACHINEGUNSも25年やっているが、こっちは既に活動歴30年以上。
COCOBATも実は初めて観た。
TAKE-SHITのブチブチバキバキ鳴るベースに乗せて、HIDEKIの朗々とした声が響く。
そのHIDEKI含め、メンバー全員、基本的にあんまり(というかほとんど)フロアを見ない。
約35分ほどのステージは曲間ほぼなし、MCなしで黙々と進行し。
最後に「ありがとうございました」と一言だけあって終了。
そして流血ブリザード…と、ものすげえエッチな格好をした”ユダガール”(NEKO&白玉あも)がステージに現れる。
(おっぱいが…)
約9ヵ月ぶりに観る流血ブリザード。
もちろんいつものスカムで楽しいパンク・ロック連発。
(メンバー紹介はSUZANが最初にやったので、ベーシスト、ベルゼブブ・ヨゴレのいつもの「わははは、俺は悪魔だ!」とかはなし)
いったんユダ様がはけて、メンバーのMC(ヨゴレはホントに見る度に髪型が違う)と、ミリー・バイソン(ギター:演奏しながら脚がもの凄い角度で上がるの、ナンシー・ウィルソンみたい)が歌う「流血ブリザードのテーマ」。
再登場したユダ様がでっかい花火をバチバチやって、ステージもフロアも白煙で何だかよく見えなくなった状態で本編終了。
約35分。
ちなみにミリーさんのケツには”売女”ではなく”混沌”と書いてありました。
アンコール1曲目はユダ様のソロ。
トリップ・ホップ風のトラックに乗せたダークなラップと歌唱に、ユダ様の多才ぶりを見る。
続いてSUZANが登場してのユニット”デビルホンコンズ”、更にミリー・バイソンも加わり。
お約束の(?)ケーキにユダ様の顔が突っ込まれる誕生日セレモニーに続いて、みんなで「I Love Me」。
いやあ、楽しかった。
それにしても、流血ブリザードももう15年ですってよ。
で、俺が初めて流血ブリザードを観たのがちょうど10年前、2013年9月29日の新宿LOFT。
(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1365.html)
もう10年も経ったのか…。
光陰矢の如し。
追記:
COCOBAT、2018年7月に観てたわ…。
(2025.5.14.)