Out Of His Times

ASYLUM.jpg俺は今月18日に知らされていたが。
3月31日、ようやく公式に発表された。
1月24日にGazelleが亡くなっていたとのこと。
高血圧性心疾患による心不全。
58歳。

言わずと知れた、80年代インディーズ・ブーム期に人気を博した”トランスレコード御三家”の一角・ASYLUMのヴォーカリスト。
失踪に近い時期がしばらくあった人だが、復活後も素晴らしいアルバムを作り、ライヴではあの叙情と激情を瞬時に行き来する歌唱に磨きをかけるばかりか、依然は歌だけだったのがピアノも聴かせるようになっていて。
ASYLUMのビクター時代のアルバム再発を記念して行なわれた、2018年7月14日のライヴもとても良かった。

Gazelleさんに最後に会ったのは、コロナ禍直前のことだったから、2019年の冬とかではなかったか。
小田急線の世田谷代田駅に設置されたピアノを使っての弾き語りの時だった。

ASYLUM24年ぶりの復活作『AWAKE IN A REVISITED WORLD』(2016年:https://lsdblog.seesaa.net/article/201610article_15.html)から早いモノで8年半。
何でも、新作の制作中であったとか聞く。
3部構成だった18年7月のライヴの第1部はほぼ新曲で固められていた。
アレからでも7年弱。
当時の新曲群はよく練られていたはず。
新作がどうにか完成させられることを祈ってやまない。

ああ、インタヴューした人がまた一人亡くなってしまった。
Gazelleさん、饒舌な人ではなかったけど話は凄く面白くてね。
とても残念だ。