ZZ TOP/TRES HOMBRES(1973)

画像確か、デパートの催事場でやってた“中古レコード市”とか、そういうところで買ったんだったと思う。

3年くらい前にこのブログで、コレの次のアルバム『FANDANGO!』(1975年)を紹介したけど。
https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_170.html
ZZ TOPのスタジオ作としては、コレが最高傑作だと思ってる。
(『FANDANGO!』は片面がライヴ)
73年…40年前か。

ZZ TOPの3rdアルバム。
俺が最初に買ったZZ TOPのアルバム。
お目当てはもちろん、MOTORHEADがカヴァーした「Beer Drinkers & Hell Raisers」。
しかし…他の曲も全部カッコ良かった。

A面1曲目、粘っこくファンキーな感じで始まる「Waitin' For The Bus」からいきなりカッコいい。
間髪入れずつながる「Jesus Just Left Chicago」がまた激渋のスロー・ブルーズ。
そして名曲「Beer Drinkers & Hell Raisers」!
MOTORHEADはヴォーカル掛け合いもそのまんま再現してて、このテキサスのパワー・トリオがレミーに与えた影響が窺われるというモノ。
「Master Of Sparks」は「Beer Drinkers & Hell Raisers」のノリを引き継ぐようなミドルで、A面ラストに絶品のバラード「Hot, Blue And Righteous」が。
構成も完璧だ。

それでまた、B面トップに目の覚めるようなキャッチーなリフの「Move Me On Down The Line」が。
続いて前ノリのドラムに、ギターとベースが自在に絡む「Precious And Grace」。
そしてお得意のジョン・リー・フッカー風ブギー「La Grange」…コレがまたカッコいい。
そこに軽妙なミドル「Shiek」が続くのだが、「Waitin' For The Bus」といい、当時のZZ TOPのシンプルでファンキーな演奏とアレンジのセンスは、ニューオーリンズのTHE METERSあたりに通じるモノを感じる。
南部のグルーヴじゃなくて、いかにも西部なセンス(?)なんだけど。
こういう演奏が出来る白人のバンドは、そういないだろう。
そしてラストはまたスロー・ブルーズの「Have You Heard?」でシメるという…。
実に完璧だ。

で、あちこちで何度も書いたことをまた言うけど、ビリー・ギボンズのギター・ソロ…どの曲でもいちいちカッコ良過ぎ。
実によく歌う、非凡なソロを弾きます。
ヴォーカルにもコクがあるし、本当にいいミュージシャンだなあ。

見開きジャケットの中の、見るだけで胃もたれしそうな、テーブルを埋め尽くすギトギトした料理とビール…の写真。
コレがまた良い。
(コレはやっぱりCDじゃなくてLPサイズで見たいところ)

ZZ TOPのアルバムはどれも素晴らしいけど、コレと『FANDANGO!』は永遠の愛聴盤。
そしてこのアルバムをリリースした1973年、バンドはTHE ROLLING STONESハワイ公演の前座に抜擢され、知名度をグッと上げることになる。


追記:
この記事を書いた時点で40年前のアルバムだったが、今や半世紀前となってしまった。

(2023.11.15.)

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