レッド・ビニール、500枚限定リリース。
レーベルは…おおっと、その昔STEVE TOOK'S SHAGRATとかリリースしていたシャグラット。
まだあったのか。
パーソネルは、ミック・ファレン(ヴォーカル)、アンディ・コルホーン(ギター、ヴォーカル)、ダンカン“サンディ”サンダーソン(ベース、ヴォーカル)、ラッセル・ハンター(ドラム、ヴォーカル)に、NIK TURNER'S SPACE RITUALのジャンベ奏者だったジャキ・ウィンドミル(パーカッション、ヴォーカル)の5人。
アンディといえば1999年のTHE DEVIANTS来日時のギタリストだったし、サンディとラッセルは60年代のDEVIANTSのメンバー。
アンディ、サンディ、ラッセルの3人は、80年代の再編PINK FAIRIESで一緒にやっていたし、その後3人でFLYING COLOURSとして活動していたこともあるが、意外なことにこのメンバーでDEVIANTSとして録音したことはこれまでなかった(はず)。
A面「Fury Of The Mob」は、90年代後半以降のTHE DEVIANTS/ミック・ファレンが得意とした、反復中心のミドルテンポにミックの朗読風ヴォーカルを乗せた曲。
“The Fury,The Fury,The Fury Of The Mob”と歌われるユニークなサビは、多分THE DOORSで有名なブレヒト/ワイルの「Alabama Song」を意識したんだろう。
一方B面「A Better Day Is Coming」は、近年のTHE DEVIANTSには珍しい、軽快とも言えるポップなメロディを持った曲で、こちらは大半のリード・ヴォーカルをアンディ・コルホーンが担当している。
(ミック先生も途中でちょっと歌う)
80年代のPINK FAIRIESのアルバムに入っていても違和感なさそう。
“暴徒の憤激”“より良き日がやってくる”と、A・B面の曲名の対照も鮮やか。
ジャキ・ウィンドミルのコーラス、それにミック・ファレンの旧友・故スティーヴ・トゥックを思わせるパーカッションも効果的。
特に「A Better Day Is Coming」を聴くと、かつて「Trouble Coming Every Day」と歌ったミック先生の、老境の新境地みたいなモノを感じることが出来る。
このメンバーでのアルバムというのを聴いてみたかった…と改めて思う。
(今後出たりするだろうか?)
ミック・ファレンを偲んで、(これまた先日から毎日聴いている)ルー・リード/THE VELVET UNDERGROUNDの諸作と共に、へヴィ・ローテーション中の1枚。
(2024.1.11.改訂)
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