久しぶりの手刀。
オープンからフロアにいるってのが、またかなり久しぶり。
18時30分開場・18時50分開演って、えらくタイトだなあ…と思ってたが、ちゃんと定刻にスタートするのであった。
一番手は水沢魁蓮。
手刀のトイレとかによくフライヤーやポスターが貼ってあって、随分前から名前は知っていたが、観るのは初めて。
和服の女の子が、椅子に座って…”深夜のラジオ番組のパーソナリティをやってる紫式部”という設定(?)でしゃべり続ける。
その合間に歌が2曲だけ。
面白かったけど、しゃべってる間、マイクやコードをせわしなくいじり続けるのが、なんか落ち着かない。
二番手にカラビンカ。
ギター/ヴォーカルとドラムの二人組。
今ではよくある編成だが…このテの編成のバンドを観て、音の薄さを気にかけることは普段ほとんどないんだけど、このバンドは演奏が始まって間もなく「音薄い…」と思ってしまった。
したら元々トリオで、ベースが抜けたんだって。
それでか?
しかもドラムも抜けるんだって。
友川カズキや三上寛との類似性をよく指摘されるらしい。
個人的にはストロベリーソングオーケストラを思い出した…つまり昭和とか戦前とか乱歩とかの香りがする歌。
むしろ、それこそ友川カズキじゃないけど、ギター1本でも伝え切れる方向性を狙った方がイイのでは…とか思った。
しかし、5月か6月にはトリオ編成に戻すつもりらしい。
それならそれでOKかも。
前の方で観てた女の子たち、このバンドが終わると帰っちゃった。
もったいない。
そして三番手、ズナニエツキ。
全員がセーラー服/学生服着用、ベースとドラムにツイン・ヴォーカル(ツイン・ヴォーカルっていうのかなアレ…)の4人組。
グルーヴ感皆無のドッタンバッタンなリズム。
しかしベースのとんでもない歪みっぷりが実にイイ感じ。
初期ZELDAのライヴテープ(もちろんブート)での小嶋さちほあたりを思い出したり。
で、スケ番風のヴォーカルが時に拡声器使ったりしながら歌い叫ぶ。
曲が終わる度「拍手」と一言。
東京梁山泊と対バンさせたら…と、今思った。
トリ前が堕空。
ドラムレスで打ち込み使ったトリオ。
まさに往年のニュー・ウェイヴ/ポスト・パンクという感じのリード・べース。
チリチリと神経に障るギターは初期のKILLING JOKEあたりを思わせる。
そこに「Thriller」のゾンビダンスみたいな動きをするとっても怖いお姐さん(大きい)。
お姐さんのインパクトは凄かったが、メイクやパフォーマンスと服装その他が合ってない気がした。
トリは、半年ぶりに観る中学生棺桶。
かのう葉蔵(ヴォーカル)が、なんか坊ちゃん刈りみたいなかわいらしい頭になっている。
現在新作の制作中ということで、昨年出たアルバム『告白を強いる感染源』(画像)には入ってない最近の曲(と思われる)ばかり。
(曲名が聴き取れたのは「誰にも言えない」と「燃やされるような恋」の2曲)
一時期、月に1回は観てたバンドだが、半年も間が空くと、その間にどんどん先へと行っている…相変わらずの旺盛な創作意欲。
基本的に(葉蔵が歌いやすいと思われる)ミドルテンポの曲が中心だった中学生棺桶、この日はわりと速い曲が続き、演奏陣の音がデカいせいもあってか葉蔵の歌がやや聴こえにくいところもあった。
むしろハイライトは長いMCだったのかも(?)。
その時々で葉蔵の心に引っかかるアレコレ、それに対する妥協なきアンチ。
その場は笑って聴いてるんだけど、妥協まみれの凡人の臓腑には、飲み込んだあとでザクザク刺さってくる。
ともあれ新作が楽しみだ。
さて、湘南新宿ラインでさっさと帰ろう…と思って池袋駅に着いたら、山手線で人身事故、ということで、ダイヤは乱れに乱れておりました。
満員電車で乗り換えに次ぐ乗り換え…疲れた。
鉄道自殺って凄いな、たった一人が電車に飛び込むだけで、こんなとんでもない人数に影響を及ぼせるなんて。
それ考えたらうかつに鉄道自殺なんて出来ないよ…と思う一方で、それだからこそ鉄道自殺が相次ぐのかもな、とも。
(2023.1.25.改訂)
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