80年代、ハード・ロックを聴き始めて、最初に入れ込んだバンドのひとつが、URIAH HEEPだった。70年代の諸作は、今でも同時期のDEEP PURPLEより好きかも知れない。
最初に聴いたのは、先輩に借りたベスト盤だった。
デイヴィッド・バイロン(ヴォーカル)在籍時を大体網羅したやつ。
直後にデイヴィッドが亡くなったことが、初期URIAH HEEPへの思い入れを強めさせることになったのかも知れないと思う。
初めて自分で買ったのは、「Look At Yourself」の中古盤7inch。
で、かなり早い段階で、この『LIVE』も聴いた。
なんか、誰かからのまた借り(多分弟の友人)だったと思うけど、カセットテープ(!)だった。
レコードからダビングしたカセットじゃなくて、アルバムとして製造されたカセット。
URIAH HEEP、ライヴではラフ過ぎ、みたいなことがBURRN!あたりによく書いてあったような気がするが。
確かにスタジオ盤での緻密さは薄いものの…『LOOK AT YOURSELF』(1971年)当時、日本におけるこのバンドのコピーだった“強烈なエネルギー”…というのがよく出ている。
デイヴィッド・バイロンの悪魔的なヴォーカル。
ケン・ヘンズレーの“噛みつく”ハモンド。
ミック・ボックスの一芸(?)ワウワウ・ギター。
ゲイリー・セインのよく弾むベース。
そしてリー・カースレイクのストロングなドラム。
今も現役で活動するバンドながら、なんだかんだ言ってやっぱりこの頃…という人は多いだろう。
(ジョン・ロートン在籍時もイイんだけどね)
特にジョン・ロードともキース・エマーソンとも違ったアグレッシヴなオルガンを聴かせるケンは、長いこと俺のフェイヴァリット・キーボーディストだった。
(いや、今もそうか)
ところで、初めて聴いた時は、アルバム後半のR&Rメドレーが全然ダメだった。
当時、50年代のR&Rだとかロカビリーだとかにまったく興味がなかったんで…。
何しろ、英国ハードとはリズムの感覚が違い過ぎる。
(当然SCORPIONSの『TOKYO TAPES』のR&Rメドレーも嫌だった)
今では全く問題なく楽しめる。
R&Rメドレーでのコーラスを聴いていると、このバンドを特徴づけていたあのコーラスが、実はTHE BEACH BOYSの影響下にあった…というのにも納得。
このアルバムから40年余り。
デイヴィッド・バイロンにゲイリー・セインと、当時のメンバーのうち二人がこの世にいないけど、“ワウワウおじさん”ミック・ボックスは、今もバンドを維持している…。
(2024.6.24.全面改訂)
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