トリビュート・アルバムというやつは80年代後半以降膨大なリリースがあって。大御所的なバンドを取り上げたのが多い一方で、一般的には有名じゃないようなバンドのトリビュート・アルバムもかなり多い。
我が家のCD棚にも、THE STEMSとかTHE SCIENTISTSのトリビュート・アルバムなんてのがあったりする。
どっちもオーストラリアか。
(ちなみに初めて買ったトリビュート・アルバムはキャプテン・ビーフハートのだった)
さて、THE FLESHTONES。
日本ではほとんど評価されていない気がするが、1976年の結成以来、コンスタントに活動を続けている。
ボストンのDMZあたりと並んで、70年代東海岸パンク勢の中にあってガレージ色を強く打ち出していたバンド。
そんなTHE FLESHTONESへのトリビュート・アルバム。
参加しているバンドは知らないのの方が多いんだけど、知っているバンドはというとかなり渋いところが多い。
オーストラリアからHOODOO GURUSとか。
スペインからDR.EXPLOSIONとか。
アメリカからTHE SLICKEE BOYSとかTHE WOGGLESとか。
現在絶賛来日中のTHE SWINGIN' NECKBREAKERSも。
そしてスウェーデンのTHE NOMADSはなんとTHE DICTATORSのハンサム・ディック・マニトバを迎えていたり。
ルーツ・ミュージックを絶妙に消化しながら、プリミティヴにしてポップ…なTHE FLESHTONESの音楽への愛情に溢れたアルバム。
やはりというか、オルガン入りのバンドは比較的原曲に忠実なアレンジのが多いんだけど。
一方で、オリジナル曲みたいに演っちゃってるのはギター・バンドに多い。
HOODOO GURUSとかTHE SWINGIN' NECKBREAKERSとかTHE TURPENTINESとか。
ジェフ・ダールなんかに通じるスリージーでストレートなR&Rに仕上げているのはTHE SLICKEE BOYS。
「Legend Of A Wheelman」を60年代のTV番組テーマみたいに演奏するTHE IMMORTAL POIRPOSESもユニーク。
そんな中でも異質なのは、米仏独混成のSNAX FEATURING HALLOWEEN JACKによる「Good Good Crack」。
なんか、ヘンテコなクラブ・ミュージックみたいな…。
しかし何と言っても、ハンサム・ディック・マニトバの存在感、コレに尽きる。
曲はTHE FLESHTONESの1stシングルにして代表曲「American Beat」…を改題して「American Beat '07」。
ハンサム・ディック、美味しいところを持って行きます。
(SAM THE SHAM & THE PHARAOHSのトリビュート・アルバムでも目立ってたっけな)
で、最後にシークレット・トラックで入ってるライヴ音源はTHE FLESHTONESの?
(2024.6.26.改訂)
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