CITRON RECORDINGSの2枚(FLOPPY+HONDALADY)

FLOPPY PROTOSCIENCE.jpgはい、CITRON RECORDINGSからの新作アルバム2枚、まとめて行ってみましょう。











FLOPPY『PROTOSCIENCE』(画像)

前作『Deus ex machina』をこのブログで紹介したのが昨年9月。
(オリコンのインディーズチャートに入ったそうで。そういやこの前紹介したDroogはそこで1位になったとか)
で、半年でもう新作ですか。
おお、このジャケット。
昔の電卓か!
俺が小学生の頃のやつ。
さて、今回も、テクノです。
ハウスとかの流れの、あっちの(どっちの?)テクノじゃなくて、YMOとかKRAFTWERKとかのテクノな。
前作同様に、無機的なダンス・ミュージックじゃなくて、詩情のあるウェットな…歌モノ、というには音がビシバシだしヴォーカルは変調されてるしな一方で、なんか聴いてて「切ねぇ~…」という気分になるエモーショナルな喚起力は前作以上。
1曲目「黎明」の歌謡曲的な歌メロと来たら。
前作を紹介した時、ギター・ソロはメンバー自身によるモノか、と書いたが、どうやらゲスト参加の三浦俊一(ケラ&ザ・シンセサイザーズ)みたい。
そんなワケで前作同様メンバー二人だけでなくギターとドラムが参加していて、時々妙にロック色が出るのがアルバムの中でフックとなっている。
特に「サーフトロニカ」にはSURF COASTERSを思い出し…いや、違うなコレは(何が言いてえんだ)。
それにしても、アーティスト写真を見ていて、ロボットみたいなゴツいゴーグル姿にはいつも「コレ、前見えてんのかな…」と思っていたんだけど、やっぱり見えてないらしい…。


HONDALADY『SNEAKER MON AMOUR』

俺がHONDALADYを知ったのは00年代後半になってからのこと。
しかし実は1996年結成、既に15年近くも活動しているユニットなのだった。
1年前の前作『CASETTABLE』は同じビートサーファーズのレーベル、KIMONOからリリースされていたのが、新作はFLOPPYと同じCITRON RECORDINGSから。
FLOPPYとはまた違って、ハウスからの流れを汲む音だと思う。
一方である意味音とは随分そぐわない感じというか、下世話な感じの声質で歌われる、なんか昔のフォークみたいな歌詞。
(前作の「SAMURAI」なんて、遠藤賢司の「ほんとだよ」かと思ったぜ)
その絶妙なマヌケっぽさ(ほめてます)がここ数作の売りだったと思うんだけど、今回は勝負に出たというか、正面からポップな感じにアプローチしている。
これまでの字余りっぽい感覚を抑えて、歌メロをきれいに乗せることに腐心した形跡。
(一方で前作までのテイストそのまんまな「なまけ虫」なんてのもある)
2007年のアルバム『WORLD RECORD』では元ゴーバンズの森若香織が参加していてびっくりしたもんだったが、今回はなんと宍戸留美が参加していて、更にびっくり。
特に「花月雪星宙」はエレクトロ似非フレンチポップみたいになってる。
俺が普段部屋で聴いてる音楽とはかなりかけ離れてる音なれど、『WORLD RECORD』の1曲目「リンジューサンバ」はたまにDJで使うとドッカンドッカン盛り上がる。
新作もDJブースに持ってくことになる予感。


ってなワケでCITRON RECORDINGSからリリースの2枚。
どちらも3月17日発売。
CITRONの運営元、ビートサーファーズについてはFLOPPY『Deus ex machina』の記事(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_32.html)を御参照あれ。


(2023.1.28.全面改訂)

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