(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1098.html)
今回はロイ在籍時のライヴ音源。
下北沢の某有名中古盤屋で、確か1280円だったと思う。
(有名店だけど、店主が感じ悪かったなあ)
今はかなり高価いらしい。
フランスのロリータというレーベルからのリリース。
(他にGUN CLUBやTHE INMATESやTHE THREE O'CLOCKやカブ・コーダなんかを出している)
アメリカでは同じ年にVOXXから『BUCKETFULL OF BRAINS』というタイトルでリリースされている。
それはこのLPとは曲順違い。
この『SLOW DEATH, LIVE!』は曲間のつなぎにヘンなところがあるので、曲順は『BUCKETFULL OF BRAIN』の方が正しいのかも知れない。
(よく知らんが)
いずれにせよ、どっちも音質は良くない。
音質は良くないけど、プレイは熱い。
1971年7月30日、FILLMORE WESTでのライヴ。
アルバムで言うと『TEENAGE HEAD』の頃で、実際全10曲中3曲が『TEENAGE HEAD』収録曲。
一方で6曲がカヴァー曲。
ランディ・ニューマンの「Have You Seen My Baby」みたいな渋い選曲もあるが、チャック・ベリーの「Sweet Little Rock 'n' Roller」とかジョニー・キッドの「Shakin' All Over」とかTHE KINGSMENの「Louie Louie」とか、ベタなカヴァーの方が目立つ。
「Teenage Head」や「Slow Death」といった珠玉のオリジナル曲を書ける才がありながら「自分たちも好きだし客にもウケるから演っちゃえ」みたいな…根っからのパブ・ロック体質というか。
11分に渡って突っ走る「Roadhouse」とか、長い間奏のリフとロイ・ロニーのシャウトがTHE STOOGESみたいな「Shakin' All Over」とか。
スタジオ盤よりもかなりワイルドな演奏が聴ける。
1970年前後にはMC5やSTOOGESとも対バンしてたというし、そのあたりの影響があったモノと思われ。
そう思いながら聴くと「Louie Louie」のアレンジも末期MC5(ロブ・タイナー脱退後)のヴァージョンに似てないこともないような。
当時はFLAMIN GROOVIESのオリジナル・アルバムを持ってなくて、『16 TUNES』とコレと『STILL SHAKIN』(1976年にリリースされた編集盤)ばかり聴いていたもんだった。
後に『FLAMINGO』(70年)で「Roadhouse」のスタジオ・ヴァージョンを聴いて、それはそれでぶっ飛んだが。
音質を補って余りある熱気に満ちたこのライヴ盤も、コレはコレで実にナイスなのであります。
しかし、ライナーノーツがフランス語でまったく読めん。
(2024.8.28.改訂)
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