DIWPHALANXの新鋭だったこのバンド、あれよという間にDIWPHALANXの看板になっていた。
バンジョーやアコーディオンをフィーチュアしているし、2ndアルバムのタイトルは『RUSTICが止められない』だったしで、いわゆるラスティック・ストンプの一バンド…ではあるのだけど、その『RUSTICが止められない』の時点で既にラスティックにとどまらない音楽性を聴かせていたバンド。
今では更に凄いことになっている。
「地下で」はスピーディーなR&R。
ブルーグラスなバンジョーをフィーチュアしつつも、楽曲自体のポップでキャッチーなR&R感と溢れる勢いは、個人的には初期のHOUND DOGあたりを連想する。
(ブレイク前、ステージでプロレス技出してた頃のHOUND DOGね)
それにしても勢いがもの凄い。
後半に行くに従ってどんどん裏返って行く伊藤雄和のヴォーカル…およそスタジオ録音とも思えない勢い任せ。
この勢いで“オーベイベー今夜は…!”なんて、そりゃ盛り上がらずにいられません。
カップリング「未完の肖像」は、一転してしっとりとした叙情ナンバー。
要所を締めるメロトロン風(!)のキーボードが泣かせる。
こちらは伊藤雄和の声質や唱法(そして苦み走った歌詞)もあって、エレファントカシマシの叙情系楽曲に通じるムード。
そして叙情の中にも激情がほとばしるのだ。
「地下で」といい「未完の肖像」といい、思わずHOUND DOGやらエレファントカシマシやらを引き合いに出してしまうくらい、メジャー感溢れる2曲。
それでいて凡百のJ-POPでは決して聴けないパンキッシュなビートやエモーションが炸裂。
俺は一度もこのバンドのライヴを観てないけど、「地下で」を聴くだけでもその尋常でない盛り上がりは容易に想像出来る。
一度ナマで観てみたい。
「地下で/未完の肖像」、16日より絶賛発売中。
(2024.9.6.改訂)
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