久しぶりにひとつHAWKWINDなど。
“THE WEIRD TAPES”は、HAWKWIND…というかデイヴ・ブロックが1980~83年にかけてリリースした未発表音源集で、当時はタイトル通りカセットでのリリースだった。
それが20世紀末に相次いでCD化。
この6作目は、これまたタイトル通り1970~73年のライヴを集めたモノ。
“THE WEIRD TAPES”はほとんどが70年代後半の音源かデイヴ・ブロックのソロで、レミー在籍時の音源は少ないので、コレはわりと珍しい1枚。
ただし1970~73年ということで、レミーが参加している音源ばかりではない。
前半は72~73年のライヴで、デイヴ・ブロック(ギター、ヴォーカル)、ロバート・カルヴァート(ヴォーカル)、ニック・ターナー(サックス、フルート)、レミー(ベース)、ディック・ミック(オーディオ・ジェネレーター)、サイモン・キング(ドラム)という編成。
後半が70年のライヴで、デイヴ、ニック&ディック・ミックに、ヒュー・ロイド・ラントン(ギター)、ジョン・ハリスン(ベース)、テリー・オリス(ドラム)という編成。
1曲目「Make What You Can」(1973年のライヴ)からいきなり知らない曲で、初めて聴いた時は驚いた。
あとは「Born To Go」「Master Of The Universe」とお馴染みの曲が続くが。
それにしてもハイエナジーな反復リズムにイカレた電子ノイズ、浮遊するサックス&フルート…この頃のHAWKWINDは何を聴いても本当に強烈だ。
で、当時のHAWKWINDについては上に書いた通り“反復リズム”とよく言われるものの、実は単純な反復が大嫌いだったレミー、よく聴くとかなり変化に富んだベースを聴かせるのでした。
そして4曲目には「Jam」と題されたインプロヴィゼーションが収録されている。
(完全な即興ではなくて、多分「You Shouldn't Do That」の後半と思われる)
後半に収録された1970年の音源もなかなか興味深い。
1stアルバムの冒頭を飾る「Harry On Sundown」はお馴染みだが、続く「Come Home」はいきなり陽気なカントリー&ウェスタン…と思わせておいて途中から執拗な反復リフに。
これまたオリジナル・アルバム未収録の「We Do It」は、2ndアルバムに収録されていてもおかしくない、ヘヴィな反復ビートを押し出したナンバー。
(ってかコレ、ひょっとして「You Shouldn't Do That」の原型なんだろうか)
ジョン・ハリスンといいデイヴ・アンダーソンといい、レミーに至る歴代ベース奏者はいずれ劣らぬツワモノだったと改めて思い知る。
MOTORHEADは40年で終焉を迎えたが、HAWKWINDは45年を経てもまだ続きそう。
下手したらデイヴ・ブロックが死んでも続くんじゃないか、という気さえする。
追記:
俺の予感通り、HAWKWINDは50年を超えて活動中。
(2022.3.23.)
(2024.9.13.改訂)
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