執念の絵柄チェンジ

NO IMAGE.png山下ユタカとは2ヵ月ばかり会ってないんだが。
(3月以来、ゲルチュチュのライヴにも行けず…)

その間、「R-ZONE」に載ってた『ガールズ&パンツァー』のイラストにも驚かされたが。
先日公式ツイッターにアップされた、新作用キャラ表からの1枚にもまた驚かされた。
オリジナル作でも、遂にこう来たか。

『ラチェット・シティ』「銀貨鉄道途中下車」「残像のラプソディ」…と、かつての“ヴァイオレンスの極北”云々みたいな作風から転換を遂げつつある山下ユタカだが。
少ないながらも熱狂的なファンを獲得し続けてきたあの独特の絵…が、今や何処に持ち込んでも受け入れられないのだとか。
で、漫画家稼業を続けんとする山下の執念が生んだのが…あのかわいらしい女の子のイラスト。

俺は随分長いこと“山下ユタカはその気になればラブコメだって何だって描ける”と言い続けてきたが。
本人にはあんまりその気がなく。
(まあそりゃそうか)
しかしここに来て、かつてのテイストを封印してでも(?)、商業ベースに受け入れられる絵柄を本気で追及する気になったか。

転向?
セルアウト?
セルアウトなら、それでもイイと俺は思う。
型枠大工やらずにあくまで漫画家で食って行こうとするなら、そのためにやるべきことをやればイイんだと思う。

件のイラストは、某社でしばらく前からボツ食らい続けているという新作短編(いや、掌編か)からのモノと思われ。
そのネームは随分前からボツの連続らしいが、俺と周囲の極少数の気持ちとしては「そのぐらいのページ数、仕事と腹括ってサクッと仕上げたれや~!」と。

それももう終盤だろうか。
本人からのコメントは「もうじんじをつくしててんめーをまつってヤツ」ということで。
もちろん他にも多くのネームがあり。
進行中(停滞中とも言う)の、また別の仕事もあり。
「残像のラプソディ」からも約1年。
山下ユタカの再登場を待ちたい。


そして19日(木)はゲルチュチュ@新宿URGAです。
今月閉店するURGAでの最後のライヴとなる。
俺は既報通り、その日は大森AIN'T NO#で「CLUB-D」に出るので行けないが。
行ける人は、URGA行ってあげてください。
(あ、来られる人は「CLUB-D」ヨロシクです。20時25分から回します)


追記:
コレを書いた当時は件のイラストを転載(山下ユタカの了承済み)してあったのだが。
ブログを引っ越したりで今じゃ何処にも見当たらない。
デジタルって残らないよな…。

(2022.6.1.)


追記2:
その後山下ユタカはこの頃の比ではないレベルで目のでっかいかわいい女の子を描くようになるのだったが。

(2024.10.26.)

この記事へのコメント

  • ___

    TITLE: 無題
    正直絵柄じゃなくてお話が転がりだすまでに時間がかかりすぎる癖とか、無駄なセリフが多すぎてわかりにくいとかそういうのの方が気になるんですが、どういう内容でボツ食らってるんでしょうね。
    2016年07月23日 22:53
  • 大越よしはる

    TITLE: ボツ…
    コメントありがとうございます。
    この見解…ひょっとしてあなたは(中略)
    個人的には、無駄なセリフが多いとはあんまり思わないんですけどね。

    件のネームはとても短いページ数らしいので、それこそ無駄な部分は削ぎ落とされているのではと思います。
    絵柄を見てわかるとおり、従来の山下ユタカ的テイストさえ削ぎ落してポップな方向を目指している…のかどうかは、俺もネーム自体を見ていないのでわからないんですけど。
    2016年07月23日 22:53

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