こちらは米国ブルーズ・ロックで、テイストは随分違うが。
コレもAUDIENCE同様、よく知らずに買ったのだった。
裏ジャケットに大きく“with Mike Bloomfield”と書いてあったのと、あと俺が買ったこの再発CDのリリース元が、当時見かけたらとりあえず何でも買うようにしていたワン・ウェイ・レコーズだったのと。
あと、安かった。
(AUDIENCEも安かった)
バリー・ゴールドバーグ。
1942年、シカゴ出身のキーボーディスト/シンガー。
プロとしての初レコーディングはMITCH RYDER & THE DETROIT WHEELSだったそうで(!)。
その後、あの電化ボブ・ディランのバックを務め。
マディ・ウォーターズやオーティス・ラッシュといった黒人ブルーズマンのバックも担当し。
そしてTHE PAUL BUTTERFIELD BLUES BANDを脱退したマイク・ブルームフィールドとELECTRIC FLAGを結成。
このアルバムはバリー・ゴールドバーグの3rdソロ・アルバム。
しかし“…and”とか“with Mike Bloomfield”といったクレジットや、ジャケットが二人の顔から成ることからしても、マイク・ブルームフィールドとの双頭プロジェクト・アルバムを想像するのは当然だろう。
(タイトルの”二人のユダヤ人のブルーズ”というのも、バリーとマイクのことだろう)
ところが。
実のところ、マイク・ブルームフィールドが参加しているのは全9曲中4曲のみなのだった。
他に、THE ALLMAN BROTHERS BANDのデュエイン・オールマン、CANNED HEATのハーヴィー・マンデル、マッスルショールズのセッションマンだったエディ・ヒントンと、計4人のギタリストが参加している。
(それはそれで豪華)
主役はもちろんバリー・ゴールドバーグのヴォーカルと鍵盤だが、当然ながら4人のギタリストはそれぞれに良い仕事をしている。
この時期のマイク・ブルームフィールドのギターの鋭いこと。
(特に、10分に及ぶ「Blues For Barry And」でのソロは聴きモノ)
しかし1曲しか参加していないデュエイン・オールマン…「Twice A Man」1曲のスライドだけで全部持って行きそうになるから恐ろしい。
もちろんハーヴィー・マンデルも良い。
(エディ・ヒントンはオープニング・テーマ的な1曲目で地味なバッキングに徹している)
あと、ゴスペルっぽい女性コーラス隊がとても良い。
(何処にもクレジットが見当たらないんだけど)
派手さはない。
しかし随所に閃くプレイが聴ける好盤。
バリー・ゴールドバーグは70年代のアルバムの方が有名だが、コレもとても良いアルバムです。
マイク・ブルームフィールドもデュエイン・オールマンも、あとドラムのエディ・ホーももういないけど、バリーは今も活動しているらしい。
追記:
バリー・ゴールドバーグ、2024年12月で82歳になるが、いまだ現役の様子。
(2024.10.26.)
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