イジー・ストラドリン。
GUNS N' ROSESの代表曲のほとんどにクレジットされている男。
そして彼がGUNS N' ROSESを脱退した1年後にリリースした、IZZY STRADLIN AND THE JU JU HOUNDS唯一のアルバムがコレ。
パーソネルはイジー・ストラドリン(ギター、ヴォーカル他)、リック・リチャーズ(ギター他:元GEORGIA SATELLITES)、ジミー・アシュハースト(ベース:元BROKEN HOME~BURNING TREE)、チャーリー・クィンタナ(ドラム)の4人。
音楽性は、ある意味予想通りだった。
速いR&Rは少なくて、THE ROLLING STONES(というかキース・リチャーズ)風やらカントリー調やらサザン・ロックっぽいのやらレゲエやら。
オリジナルのレゲエ・ナンバー「How Much」がある一方で、MAYTALS「Pressure Drop」のカヴァーがハードなパンク/R&Rに料理してあるのには思わず笑った。
ちょっとしゃがれた声によるヴォーカルは、やっぱりというかキース・リチャーズ風。
キースのカヴァーじゃなくて、ロン・ウッドのカヴァー演ってるんだけど。
(そりゃまあ、コレでキースのカヴァーとかやってたら、そのまんま過ぎるわな)
ともあれ、巨大なアイコンと化した古巣を抜け出しての1作目、思うところはいろいろとあったはずながら、シンプルにして肩の力が抜けた歌と演奏を楽しむことが出来る。
GUNS N' ROSES初期のアンディ・マッコイ・エピゴーネンぶりもここにはなく。
当時30歳にしてところどころ枯淡の境地(?)さえ感じさせるのは、逆に言えばイジー・ストラドリンがそれまでに過ごしたGUNS N' ROSESでの日々がそれだけ波乱万丈で濃密だったからということでもあるんだろうな。
さて、このバンドでガンガン行くのかと思ったら。
全然そうじゃなかった。
次のアルバムはソロ名義。
しかもそのアルバム『117°』がリリースされたのは、『IZZY STRADLIN AND THE JU JU HOUNDS』から6年も経った1998年のこと。
更に2003年以降はネット配信のみの作品リリース。
何処までマイペースなんだ…。
脱退後の93年、負傷したギルビー・クラークの代役としてGUNS N' ROSESのツアーに参加したこともあったイジー・ストラドリンだけど、この度の再編に彼が合流する可能性は、どうやら今後も低そうだ。
(2024.11.20.改訂)
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