元THE DAMNEDのローマン・ジャグ(ギター、ヴォーカル:DAMNEDでは基本キーボード&ギター)とEDDIE & THE HOT RODS~DAMNED他のポール・グレイ(ベース)を中心に、Dr.FEELGOODの故リー・ブリローやPINK FAIRIESのラリー・ウォリスなんかまで参加したパブ・ロック・セッション。セッションというか、一応5人編成のバンド形態が中心になっていて、そのメンバーはディーン・ケネディ(ヴォーカル、ギター)、ローマン・ジャグ(ギター、ヴォーカル)、ウォーレン・ケネディ(ギター、ヴォーカル:元EDDIE & THE HOT RODS)、ポール・グレイ(ベース)、クライド・デンプシー(ドラム他:DAVE VANIAN'S PHANTOM CHORDS)。
バンドの創設者はディーンで、1987年からパブでのライヴ活動をしていたらしい。
昔DOLLで読んだTHE DAMNEDのインタヴューで、このバンドの名前が出たとたんにデイヴ・ヴァニアン(ヴォーカル)たちが大笑い、というシーンがあって…曰く“ローマン・ジャグとポール・グレイがMC5のコピーを演りたくて結成した取るに足らないバンド”みたいな評価をされていたように記憶しているんだけど、なかなかどうして素敵なアルバム。
実際MC5の「Sister Anne」をカヴァーしていて…というか基本カヴァー・アルバムなんだが(オリジナルも3曲あり)、THE 13th FLOOR ELEVATORS「You're Gonna Miss Me」に始まって、ウォーレン・ジヴォン「Werewolves Of London」、ニルス・ロフグレン「Moon Tears」といった激渋なナンバーをよってたかってユル~く演奏する、とても楽しいアルバムになっている。
(「You're Gonna Miss Me」をカヴァーするバンドに悪いバンドはいません、基本的に)
個人的にはラリー・ウォリスの参加がキモで…だってPINK FAIRIESでMOTORHEADな人ですよ。
当時は情報も少なかったところに、昔の音源じゃなくてラリーがリアルタイムで演奏してる音源が手に入ったんだから、そりゃもう聴きまくってた。
しかも、自分の曲で自分でギター弾いてるという…。
(バッキング・ヴォーカルも)
MSIから国内発売されたらすぐ買い直したり。
リー・ブリローはヴォーカル&ハープじゃなくて、なんとスライド・ギターで参加。
Dr.FEELGOODからはフィル・ミッチェル(ベース)も参加。
(このアルバムの時は、Dr.FEELGOODを一時離脱してラリー・ウォリスとTHE REDBIRDSをやってた時期だと思う)
ローマン・ジャグがキーボードじゃなくてギター弾いてると思ったら、キーボードは全曲THE KINKSのイアン・ギボンズが担当。
ナニゲに豪華なメンツ。
今じゃ入手困難か、と思ったんだが、2005年に再発されてるみたいですね。
追記:
その後EL ZINEでも書いたけど、このバンドというかプロジェクト、どういうワケか元UFOのメンバーが二人いる、ということに…。
(ラリー・ウォリスとポール・グレイ)
逆に言うと、つまるところUFOってやっぱり本来はメタル・バンドじゃないんだ、とか思う。
(2014.2.14.)
(2022.1.2.改訂)
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