90年代末には来日の噂もあり、10年前には国内盤も出ていたニュージャージーはホボーケンのガレージ・トリオ、もっの凄く久々の新作。
活動を続けているらしい、ということは知っていたし、ならそのうち新作も出るだろう、とは思っていたが、それにしても随分待たされたな。
1993年の1stアルバム『LIVE FOR BUZZ』(名作!)以来バンドをドライヴさせてきたリズム・セクションのジョーゲンセン兄弟(どっちが兄で弟かは知らない。それにしても北欧系丸出しの名前)のうち、ドラムのジョンが遂にいなくなり。
で、新ドラマーは…なんと元THE DEVIL DOGSの“マイティ”ジョー・ヴィンセントではありませんか!
(DEVIL DOGS来日した時インタヴューしたっけなー)
ギターは3rdアルバム以来のジェフ・ジェファーソン。
『LIVE FOR BIZZ』と2ndアルバム『SHAKE BREAK!』(95年)でゲストとしてオルガンを弾いていたデイヴ・アメルズが久々に参加。
THE LYRESあたりに通じる、混じりっ気なしの熱いガレージ・パンク/R&Rで17年前に俺を虜にした1stアルバム以降、個人的にはリリース毎にちょっとずつテンションを落とし…という感のあるバンドだが、音楽的方向性はデビュー以来基本的に変わっていないし、今も好きなバンドであることは間違いない。
1stアルバムのように夢中になれるアルバムかというと、正直言ってそんなことはないと思う…とはいえ、デビュー以来この17年間の世間のロック・シーンの変転などなかったかのように叩きつけるシンプルなR&Rは、やっぱり楽しい。
個人的にはジェフ・ジェファーソンよりも前任のドン‟シャギー”スヌークのギターの方が好きなんだけど、それもたいした問題じゃない。
こんなシンプルなただのR&Rを、方向性を変えず、かつ伝統芸能にもならずに続けていることがただ喜ばしいと思う。
速い曲での格別なノリは健在。
何も考えずにステレオの前で首振りまくるのが正解、な1枚だ。
追記:
このバンドがその後本当に来日を果たすとは、この時点ではあんまり考えてなかったな。
(2023.4.10.)
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