V.A./MASTERS OF MISERY : BLACK SABBATH-AN EARACHE TRIBUTE(1992)

画像日本独自企画の編集盤としてリリースされた、タイトル通りイアーエイクの激音バンド群によるBLACK SABBATHトリビュート・アルバム。
1997年に再リリースされて、そっちは曲目が増えたり参加バンドが入れ替わったりしてるらしいが、それは持ってない。
SLEEPって『JERUSALEM』で初めて聴いたと思ってたけど、このアルバムに参加してたんだな。
(忘れてた)

「Hole In The Sky」(CONFESSOR)とか「N.I.B.」(PITCH SHIFTER)とか「Sweet Leaf」(CADAVER)とか、いかにもな代表曲も取り上げられているけど、ちょっと王道を外した感じのユニークな選曲の方が目立つ。
いきなり1曲目からCATHEDRALが『NEVER SAY DIE』(1978年)収録の「Shock Wave」を演っているし、GODFLESHはなんとイアン・ギラン在籍時のアルバム『BORN AGAIN』(83年)から「Zero The Hero」を。
OLDは『SABBATH BLOODY SABBATH』(73年)の、あのアナログ・シンセのみょーんというリフが印象的な「Who Are You?」なんか演ってたりして。

今だったらエクストリームとかラウド・ロックとか言われる音楽を好む人も増えてて、フツーに受け入れられる内容だと思うけど、当時は元々BLACK SABBATHが好きな人、イアーエイクのバンドを聴かないようなメタルファンで拒絶反応を起こす人は多かったんじゃないだろうか、と思う。
CATHEDRALやSLEEPやCONFESSORはわりとまっとうにカヴァーしている一方、凄まじい解体作業になっちゃってるのも多い。
「こんな曲だっけ?」というよりも「なんだコレは」みたいな。
特に凄いのがあの名バラード「Changes」を、なんだかよくわからない闇絵巻みたいにしちゃってるFUDGE TUNNEL。
(イントロのピアノがなかったらそもそもなんの曲だかって感じ)
あとGODFLESHの「Zero The Hero」は、ひょっとしたらオリジナル・ヴァージョンよりカッコいいかもしれない(笑)。

曲によっては冒涜的に感じるアレンジのもあるかもしれないけど、基本的にはやっぱりみんなBLACK SABBATH好きなんだろうなーと思わされる1枚。


(2023.5.5.改訂)

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