KIMONOの2枚(HONDALADY+GalapagosS)

HONDALADY ギミアブレイク.jpgピコピコでドンツクなビートで、俺の脳みそをYMO聴いてた中高生の頃に引き戻しまくる(?)レーベル、KIMONOの新作2枚。







HONDALADY『ギミアブレイク』(画像)

「臨終サンバ」や「ルグレ」など、いつもR&Rばかり回してる俺にさえDJでのパワープレイを余儀なくさせる迷曲、いや名曲の数々を生み出し続けるエレクトロ四畳半ユニットHONDALADY、実に9作目となるアルバム。
(特に「ルグレ」は今まで何回スピンしたかね)
前作は宍戸留美とかフィーチュアして、わりと涼やかな音、キレイなメロディを前面に押し出してたと思ったが、今回は以前のスタイル(?)に戻ったというか、暑苦しい音とじめっとした歌詞が堪能出来ます(笑)。
音の方は相変わらず…じゃなくて、ちょっとドラムンベース(というか、そのルーツにあるダビーなレゲエ)とかの要素が増量。
その分低音が増強されて、これまで以上に遮二無二踊らされてしまう感じ。
一方で歌詞の妄念(笑)も胸に迫るモノがあって、大体曲名が「青春の蹉跌」(往年のインビシブルマンズデスベッドか!)とか「かろうじて胸に押し込めた異常なエモーション」とか「俺なんて」とか。
特に「俺なんて」の、イケてない男の切々としてかついじましい心情吐露には、もう思い当たるところありまくりです(苦笑&号泣)。
タイトル曲もせつねー。
で、収録曲中最もフツーにレゲエしている曲のタイトルが「ホンダレディのヨイトマケ」ときましたよ。
そのうち全曲HONDALADY、っていうDJを1回やってみよう、そうしよう。


GalapagosS『SOY SAUCE IMPULSE』

ああ、ガラパゴスってえと布袋寅泰の妹がやってたバンドあったよね、「インディアンボーイ」とかいって…違います。
HONDALADY同様、ここでも以前紹介したことがあるエレクトロ・ポップ・ユニットFLOPPY、の小林写楽(ヴォーカル、ギター)を中心とする新しいバンド。
そう、バンドです。
多分にピコピコしてるのはもちろんながら、基本的にギター、ベース、ドラムのトリオ編成、そう、ロックバンドです。
かなりダイナミックにロックしてます。
そこに、どうかするとFLOPPY以上に扇情的な(あるいはベッタベタともいう)J-POP的な歌メロを前面展開したテクノでロックでなおかつ歌謡テイスト満載。
「踊れ厭世家」(コレもひでえ…いや、すげえ曲名だな)のイントロなんか、有線とかで流れたら無条件に盛り上がるだろう。
っていうかそもそもFLOPPYってどれくらい人気があるのか全然知らないんだけど、小林写楽の作るメロディは、メジャー界でどっかんどっかんヒットしても不思議じゃないと思う。
ギターやキーボードのフレーズもカッコよくて、「Galapagos Syndrome」や「アリアケル」で聴けるサーフ的なフレーズはかなりイケます。
それにしても「踊れ厭世家」も凄いが、ラスト「葬世」(コレもすげー曲名…)の、ほぼノンエフェクトな声で歌われる、往年のシャ乱Qもかくやという感じの、ベタにしてかつエモーショナルなメロディにはやられた。
マジでヒットせんのかねコレ。
5曲20分弱のミニアルバムながら、おなかいっぱいな内容。


HONDALADY、GalapagosS、どちらも4月20日リリース。
どっちも部屋で聴いてるよりフロアでガンガン鳴らしたいな、やっぱり。


(2023.5.19.改訂)

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