SAM MOORE & LOU REED/Soul Man(1987)

画像C・トーマス・ハウエル(知らない)主演のコメディ映画『ミスター・ソウルマン』のテーマソング。
全米公開は1986年だが、日本での劇場公開とサントラ盤の国内発売は翌87年。
ハーヴァード大学に合格したものの、学費がないことに頭を抱えた主人公が、肌を黒くして黒人になり済まし、黒人学生向けの奨学金をゲットするが…というお話。
(…って、俺観てないですけどね!)

その映画のテーマ曲となったのが、そのまんま「Soul Man」で、しかもSAM & DAVEのオリジナルじゃなくて、サム・ムーアと…何故かルー・リード(!)の二人による、新録ヴァージョン。
どうしてこの人選になったのか、さっぱりわからない。
まあ、80年代半ばのルー・リードと言えば、アパルトヘイト反対ソング「Sun City」に参加したりCMに出てみたり、従来の退廃帝王(?)みたいなイメージを覆すような活動をいろいろやっておりました。
コレもその一環ということになるんだろうが。

この7inchは両面とも「Soul Man」が収録されていて、A面が“ニュー・ヴァージョン”、B面が“LPヴァージョン”となっている。
B面はそのとおり、サントラLPに収録されているのと同じ。
(だと思う、アルバム持ってないからわかんないけど)
アレンジはSAM & DAVEのオリジナルとほとんど変わりないが、いかにも80年代的なスネアの音が少々煩わしい。
一方で、オリジナルから20年近く経っているのに全然衰えないサム・ムーアのヴォーカルには、ちょっとびっくりする。

で、そのサムのヴォーカルに絡む、ルー・リードのヴォーカル。
意外なことに、違和感ない。
いつものあの声で、あの歌い方なんだけど。
なんか、心なしかちょっと楽しそう(笑)。

“ニュー・ヴァージョン”の方はというと、これまた何故かは知らないが、ルー・リードのヴォーカルを少なめにしてある。
エンディングの“I'm a soul man…”というルーのコーラスに至っては、ほぼ全部抜かれている。
一方で、LPヴァージョンよりもエンディングが長めになっていて、ルーのヴォーカルがない代わりに、これまたどういう趣向なんだか知らないが、「Walk On The Wild Side」そっくりの“どぅっどぅどぅっどぅどぅっ…”という女性コーラスが入っているという…。
まあ…珍盤ですね。

コレをいつどこで買ったのかまったく覚えていないが、今回見たら、外袋に値札シールが付いたままだった。
100円。


追記:
サム・ムーアといえば、むしろ自ら出演して、演技もして歌も歌ってる『ブルース・ブラザース 2000』の方が印象深い。
興行的には(少なくとも日本では)惨憺たる大失敗だったみたいで、日本国内での公開は確か2週間くらいで打ち切られたはずだが。

(2017.1.27.)


追記2:
白人が黒人になりすまして奨学金を得ようとするって、今だとアウトな気がするな…。

(2023.5.29.)

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