DAVE“BABY”CORTEZ with LONNIE YOUNGBLOOD AND HIS BLOODHOUNDS/DAVE”BABY”CORTEZ with LONNIE YOUNGBLOOD AND HIS BLOODHOUNDS

DAVE BABY CORTEZ.jpgデイヴ“ベイビー”コーテッツ。
全然知らない人だったんだけど、50~60年代にかけて活躍したオルガニストで、ポップ・ミュージック界で最も初期のハモンドB-3奏者らしい。
1959~66年にかけて8曲をヒットさせていて、59年のシングル「The Happy Organ」は全米1位を獲得したんだとか。
70年代以降は何故かまったく録音がなかったみたいだけど、その彼が約40年ぶりのレコードを、なんとノートン・レコーズから出したというので、買ってみましたよ。

共演がロニー・ヤングブラッド…って、えっ、いや、ひょっとして、ジミ・ヘンドリックスが昔バックやってたR&Bサックス奏者の?
…本当にそうでした。
まだ現役だったのか。
ジミがその後一緒にやってたカーティス・ナイトなんか、その後タクシー運転手をやってるとか聞いたが…。

で、バッキングがロニー・ヤングブラッドと“HIS BLOODHOUNDS”って…いやいやいや、何コレ。
ギターその他がTHE DIRTBOMBSのミック・コリンズ。
ドラムやベースその他がHEAVY TRASHとかいろいろやってるマット・ヴェルタ=レイ。
えらい豪華メンバーじゃねえか。
1曲でDIRTBOMBSのパトリック・パンターノもドラム叩いてる。
プロデュースがミックで、録音がマット。

中身は、とてもよい。
もちろんミック・コリンズとかのバックアップあってのことではあろうけど、この人40年近く何やってたんだろうという感じで、現役感覚バリバリのR&Bオルガン・インストゥルメンタルが展開。
約半数の曲でミックが作曲にも参加していて、骨董品的な感覚は皆無。
(ミックは1曲でヴォーカルも)
当然ながらファズ全開なんてことはなくて、曲によりジャジーですらあるミックのギターも実に気持ちいい。
スピーディーなA面1曲目「The Lemon Drop」では、かなりロックにガンガン弾いてくれてます。
(この人本当に器用だなー)

ロニー・ヤングブラッドも、裏ジャケの写真はかなり若々しいし、プレイも意外とヨレてない。
若々しいといえば、ネットで検索してみたらデイヴ“ベイビー”コーテッツの若い頃の写真がけっこう出てきたんだけど、“ベイビー”の由来は童顔からなのね、とすぐわかるかわいらしい顔…今でもやはり。

ミック・コリンズのファンは、買って損なし。
とても楽しい1枚。


追記:
その後、2005年に買って聴かないままになっていたノートンのRAWソウル系のライヴ盤『GET IN THE GROOVE』(03年のライヴ)を聴き直したら、大半のバック演奏をロニー・ヤングブラッドのバンドが担当していて。
なんだかんだでやっぱりずっと活動してたんだなあ。
このライヴ盤にはアンドレ・ウィリアムズやバレンス・ウィットフィールドも参加していて、もの凄く良いです。

(2014.1.25.)


(2023.7.19.改訂)

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