NEUROSIS、実に4年ぶりとなる11thアルバム。久々の国内リリース。
前作・前々作を聴いてないんで、随分久しぶりに聴くNEUROSISのオリジナル・アルバム。
(“OFFICIAL BOOTLEG”とかは聴いてたけど)
メンバーはここしばらく不動。
スコット・ケリー(ギター、ヴォーカル)、スティーヴ・フォン・ティル(ギター、ヴォーカル)、デイヴ・エドワードソン(ベース)、ノア・ランディス(シンセサイザー、サンプル)、ジェイソン・ローダー(ドラム)の5人。
プロデュースとエンジニアリングも、1999年以来変わらず、スティーヴ・アルビニが手がけている。
“これまでになくストレートなへヴィ・ロック”という前評判だったけど、根っこの部分は変わりなく。
90年代末にはほとんど完成していたNEUROSIS流のエクストリーム・ロックを、確かに比較的シンプルな構成で演っていると思う。
アルバムのリリースは4年ぶりながら、レコーディング自体は昨年末にスタートしたそうで、かなりサクッと仕上げた模様。
重厚ではありつつ、ドラムをはじめとして過剰にへヴィネスを追求するでもなく、彼らなりのRAWサウンドを聴かせながらも横綱相撲というべきか。
相変わらず、神経に障るディストーション・サウンドの中に突如として叙情性をぶち込む、そのコントラストとダイナミズム。
「A Shadow Memory」ではうねるように、「Broken Ground」では渦巻くように放たれるギター・リフ。
そのギターも、ロバート・フリップ風のロング・トーンあり、BLACK SABBATH風の引きずるリフあり、リリカルなパートありと、ストレートとかシンプルとか言いつつ多彩な表情を見せ。
かと思えば「Bending Light」イントロ(歌に入る手前)や「Broken Grond」イントロで聴ける美しいシンセサイザー。
そして「Fire Is The End Lesson」での、特徴的な掛け合いヴォーカル。
(“End Lesson”って、“Endless On”とひっかけてる?)
どの曲もイイけど、神々しいばかりのイントロから始まって、抑制の利いたヴォーカルがアメリカーナ/アメリカン・ゴシック的な趣を醸し出し、ヘヴィなリフに乗せてヴォーカルが叫び…といかにもNEUROSISらしい展開を聴かせる「Broken Ground」あたりがハイライトか。
そして10分半に及ぶ「Reach」で、断ち切られるように終わる。
うーん、孤高だ。
1985年に結成されてから30年以上。
今となっては初期のハードコア・バンドの影もない…と思わせておいて、根っこにはしっかりと保持。
昨年からの結成30周年ツアーでは、初期のハードコア・ナンバーもガンガン演ってるらしい。
『FIRES WITHIN FIRES』、21日リリース。
(2024.12.4.改訂)
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