以前にも書いたけど、QUEENのオリジナル・アルバムは長いこと持ってなかった。主要な曲はFMで幾らでも流れてたし、それをエアチェックしてカセットテープで聴くので十分だったのだ。
DJやるようになってから、ある時期何故かQUEENのアナログ盤を集めてた。
コレはその頃買った1枚。
以前紹介した1stアルバム『QUEEN』(1973年:https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_276.html)と同時期に買ったはず。
“QUEEN最大の失敗作”とか言われていたらしいけど。
えっ、そうなのって。
だって「Under Pressure」とか入ってるじゃん?
売れたんじゃないの?
好みは様々なれど、QUEENに失敗作なんてあったんでしょうか。
確かに異色作ではある。
失敗作だとは、全然思わないけどね。
『THE GAME』(1980年)以降解禁したシンセサイザーを、ここでは更に前面にフィーチュア。
ベースまでシンセベース大々的に使ってるし。
そして、これまた『THE GAME』に輪をかけてディスコ/ファンク的なアプローチ。
しかし、QUEENらしくないなぞとは全く思わない。
何をやろうが、QUEENがやればQUEENらしい、とさえ思う。
ジョン・ディーコンのベースが(シンセベースも含めて)思いっきり黒人音楽寄りだったり、ロジャー・テイラーの曲がポップだったり、ブライアン・メイのギターが控えめだったりしても、基本的にはフレディ・マーキュリーがあの声で歌っていればQUEENになる。
で、一部ではあるけど、従来の“いわゆるQUEENらしさ”も健在だ。
特にブライアン・メイの曲。
(11曲中3曲)
「Dancer」あたりでは、ハードにロックするブライアンのギターが存分に聴ける。
(しかしジョン・ディーコンはここでもシンセ・べース)
むしろ黒人音楽に寄り切った音楽性で統一されていない分、アルバム全体としては散漫ということも出来るのかも知れないが。
そして「Under Pressure」。
あー…なんだよ、歌ってる二人とも、もういないんだなあ。
カッコいい曲だけど、歌詞はなんだか悲しい予感に溢れ。
全米チャートでは22位と、確かに大ヒットではなかったけど、全英では4位。
バンドは次作『THE WORKS』(1984年)で軌道修正。
結局『HOT SPACE』は実験作ということだったのか、露骨にダンサブルなこの方向性はその後鳴りをひそめることに。
(2024.12.4.改訂)
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