DIWPHALANXの2枚(BALZAC+ONE TRACK MIND)

画像紹介が遅れた2枚をまとめて。
(月が改まって“今月の新譜”じゃなくて“先月の新譜”になってしまった)










BALZAC「EVER FREE FROM #9 DREAM」(画像)

昨年、アルバム『BLOODSUCKER』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1927.html)を紹介したBALZAC、3曲入りのシングルというかEP。
FOLLOW-UPのインタヴューによると「出来上がってくる曲を、そのまま」詰め込んだということらしい。
「#9 Dream」は、いかにもBALZACらしい泣きのメロディ+燃え上がる疾走感でぶっ飛ばす。
ダークでありながら十分にポップでキャッチー。
オーオーいうコーラスもシンガロングを誘う。
「Violent Inside」は、“1234!”から始まり、タイトル通りヴァイオレントかつハードコアに突っ走る1曲。
レーベルの宣材には“『EARTH A.D.』時代のMISFITばりの”みたいなことが書いてあったけど、個人的にはあんまりそうは思わない。
(メンバーもあんまり思ってないらしい)
“Violent”だけど“Inside”なんだよな。
これまたBALZACらしいというか。
「Ever Free」は3曲目に収録されているが、実は「#9 Dream」より先に出来ていたとかで。
故に元々「#9 Dream」とは全然違った印象を狙ったらしい…とはいえ、コレもやっぱりスピード/アグレッションとメロディ/ポップさを両立させた、BALZACらしい1曲。
こっちは「#9 Dream」みたいにウェットではなく、より明快なメロディックさがある。
ギターはちょっとメタリック。
ちなみに今日はHirosuke Nishiyama(ヴォーカル)の誕生日だそうで。
おめでとうございます。


ONE TRACK MIND『Mr.SUNLIGHT』

元RED HOT ROCKIN' HOODのBAGI(ドラム)を中心に結成されてから20年。
すいません、初めて聴きました。
2012年にBAGIが急逝してから4年近く…そして約11年ぶりとなる3rdアルバム。
メンバー交代を重ねていて、現在はZAKO(ヴォーカル)、SNGWNK(トロンボーン、リコーダー)、SHIVA(トランペット)、OMATA(テナー・サックス)の正規メンバー4人を、NOBUAKI NISHIZAWA(ギター)、UC Ohzeki(ウッド・ベース)、TOMOYUKI HAGIWARA(ドラム)、KYON2(アルト・サックス)の4人がサポートする。
更にTOMO SADA(THE FAVE RAVES)をはじめとするテナー・サックス3人とかピアノ3人とかゲストも迎えている。
“ミクスチャー・スカ・パブロック・バンド”を標榜する、その通りの音。
ベースにあるのはスカだけど、ウッド・ベースがスラップして、分厚いホーンズが鳴り響く。
このアルバムではスラップはそれほどでもなくて、太いトロンボーンによるベース・ラインもまた印象的。
そこに乗るZAKOのヴォーカルはアルバム・タイトル通りに明るくて。
いや、明るいのはヴォーカルだけじゃなく。
わざわざパブ・ロックを名乗っているだけあって、とにかく観る者聴く者をビール片手に楽しませること…が第一という感じの楽しいサウンドに満ちている。
ジョニー・サンダースの曲からバンド名を取っている通り、根っこにはパンクがあると思われるが、それ以上に活動20年の円熟を感じさせる音。


BALZACは9月17日、ONE TRACK MINDは21日より、絶賛発売中。


(2024.12.6.改訂)

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