SLEEP/JERUSALEM(1999)

画像“ストーナー・ロック”なるモノを聴き初めてすぐにぶち当たり、ぶっ飛ばされた1枚。
今となっては説明不要、SLEEPの3rdアルバムにしてラスト・アルバム。

1990年に前身バンド・ASBESTOSDEATHのギタリストが交代して改名したことでSLEEP誕生。
メンバーはアル・シスネロス(ベース、ヴォーカル)、マット・パイク(ギター)、クリス・ハキアス(ドラム)の3人。
91年に1stアルバム『VOLUME ONE』を、92年に2ndアルバム『SLEEP'S HOLY MOUNTAIN』をリリース。
俺は『JERUSALEM』で初めてSLEEPに接した…と思い込んでいたんだけど、実は92年に出たBLACK SABBATHのトリビュート・アルバム(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_463.html)で聴いていたのだった。
(しかしそのことはしばらく忘れていた)
ともあれ、俺が『JERUSALEM』を聴いた時点で、バンドは既に解散していたという…。

1999年1月のリリースだが、実は94年後半には完成していた…というのは有名な話。
1曲1時間以上、ほぼワン・リフという作りに、レーベルからダメ出しが。
結局52分に短縮して6パートに分けてチャプターが振られたものの、レーベルの仕打ちを不満としたメンバーは活動をやめてしまった。

とにかく、初めて聴いた時は本当にびっくりした。
BLACK SABBATH「Iron Man」のイントロが52分ずっと続いてるような音楽…と思った。
ただ、改めて聴き直すと印象は多少違う。
確かにほとんどワン・リフに近い反復で構成されているが、合間にギター・ソロ的な部分もあるし(それもひたすらズルズルしてるんだけどね)、時にリズムレスになったりと、それなりに展開(らしきモノ)がないこともない。
シンプル極まりないギターとベースのリフの繰り返しの中で、ドラムだけはえらく変則的なビートを叩き出しているし。
ベースも時々動き回ったりする。
それにしてもこの異常なまでの重さ。
そしてお経のようなヴォーカル。
歌詞は“ストーナーのキャラヴァンがボング片手にエルサレムを目指す”という、基本的にそれだけの内容。
BLACK SABBATHの拡大解釈もここに極まれり、という音楽。
(BLACK SABBATHにも「Planet Caravan」って曲がありましたね)

その後63分の“完全版”『DOPESMOKER』も出たんで、これからSLEEP聴く人はそちらからどうぞ。
メンバーはそれぞれHIGH ON FIREとOMをやっていたけど、なんと2009年にはSLEEP再結成。
今もやってるんだろうか。


追記:
2010年にはクリス・ハキアスが脱退しているが、18年には来日も果たし、バンドは今も活動しているはず。

(2024.12.20.)

この記事へのコメント

  • TOMMY

    僕は98年頃ブートの方を先に買いましたが、最初はよくわからなかったですね。繰り返し聞くと聞き所がわかってきますが。でも今聞き返すのはSleep’s Holy Mountainの方が多いですね
    スリープ来年新曲出してツアーするみたいです。日本に来ないかな
    2016年12月24日 11:08
  • 大越よしはる

    コメントありがとうございます。
    俺も、初めて聴いた時は「なんじゃこりゃあ」と思いましたね(笑)。
    OMのライヴは観ましたが、SLEEPのナマは…さぞ凄かろう。
    2016年12月24日 21:12

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