THE RINGS/RINGS REHEARSAL TAPES

画像1月のリリースで、3月頃に入手してたんだけど、今頃紹介。
あのトゥインクがパンクの時代にやってたTHE RINGSのリハーサル音源。
6曲入り45回転10inchのアナログ盤で、俺が買ったイエロー・ヴィニールは350枚限定とのこと。
(ってことはもう入手困難?)

THE RINGSの未発表音源は、1995年にリリースされたトゥインクの編集盤CD『ODDS AND BEGINNINGS』のボーナス・トラックとして音の悪いライヴが7曲収録されていたが。
それから22年も経って、良好な音質のリハーサル音源が出てこようとは。

1977年5月、ロンドンでの録音。
メンバーはトゥインク(ヴォーカル)、アラン・リー・ショウ(ギター、ヴォーカル)、デニス・ストウ(ベース)、ロッド・ラッター(ドラム)の4人。
アランはギターとヴォーカルだけじゃなくて、“ソングライター”ともクレジットされている。
更に裏ジャケットには“These recordings are the sole ownership of Alan Lee Shaw”と書いてあって。
多分このへんの権利関係でトゥインクとモメたりしたんだろうなあ、と(苦笑)。

A面1曲目はもちろん(?)チズウィックからの唯一の7inchのA面となった「I Wanna Be Free」。
そして2曲目はB面となった「Automobile」。
基本的なアレンジはシングルのヴァージョンと同じだが、「I Wanna Be Free」のサビの歌い回しがちょっとだけ違ってたりとか。
(“I wanna be”の後の“Free!”をけっこうタメている)

びっくりしたのは、A面3曲目。
60年代にトゥインクが在籍したTHE FAIRIESのレパートリーだった「Get Yourself Home」を演っている。
この曲は90年代にもトゥインクが録音しているから、びっくりするほどのこともないのかも知れないが。
もっとも、出来はあんまり良くない(苦笑)。
直線的なTHE RINGSの演奏もトゥインクのヴォーカルも、この曲には合わないと思う。

B面は、THE RINGSの未発表曲「I Wanna Get High」「Shoot You Down」に、PINK FAIRIESのレパートリー「Teenage Rebel」。
「Teenage Rebel」と「Shoot You Down」は、前述の『ODDS AND BEGINNINGS』収録のライヴの中でも演奏されていた。
それにしても、「Teenage Rebel」は1970年の曲だが…77年にパンク・バンドが演ってもまったく違和感のない曲で、PINK FAIRIESの元祖パンクぶりが改めて実感される。
「I Wanna Get High」は“I wanna get high”とか“You wanna get high”とか同じ歌詞を繰り返すだけのシンプルな曲。

バンドはベーシストの交代後にトゥインクと他の3人の音楽的方向性の相違(本当にそれだけだろうか?)から解散。
アラン・リー・ショウ(ヴォーカル、ギター)、ロバート・クラッシュ(ベース)、ロッド・ラッター(ドラム)の3人はMANIACSを結成。
「Shoot You Down」はMANIACSのレパートリーとして受け継がれることになる。
一方のトゥインクはTWINK & THE FAIRIESを結成するが、それも12inchを1枚リリースして終わるのだった…。


追記:
この10inch、やっぱりというか今ではそこそこの値段になっている。

(2025.1.22.)

この記事へのコメント

  • 大野

    僕も出た日に飛びつきました。
    ジャケットのカッコ良さで絶対買い逃したくなくて。
    ただ、内容は、個人的に「いつか未発表が出そうな70'sパンクバンド」のランキング上位に入っていたリングスだと思うとちょっと物足りませんでしたw(音質面が大きいです)
    シングルと同じ日に録音したお蔵入り音源とかがリリースされる日を待ちます。
    2017年06月13日 23:46
  • 大越よしはる

    コメントありがとうございます。
    俺は、ライヴ音源の劣悪な音質に慣れていたので(笑)、今回の音質は全然OKなのですがね。
    未発表音源、まだ出てくるでしょうか。
    期待せずに待ちたいと思います(笑)。
    2017年06月15日 00:21

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