90年代前半のアンダーグラウンドなR&R界で熱狂的に支持されたニューヨークのバンド、THE DEVIL DOGS。コレはスペインのインポ渋る…じゃなかったIMPOSSIBLEからリリースされた(ってかこのネタ前にもやったぞ!)ライヴ・アルバム。
ジャケットには“THE GREATEST ROCK'N'ROLL ALBUM YOU'LL NEVER HEAR!”とある。
メンバーはアンディ・ゴートラー(ギター、ヴォーカル)、スティーヴ・ベイズ(ベース、ヴォーカル)のオリジナル・メンバー二人に、2代目ドラマーのデイヴ・アリ、そしてサポート・ギタリストでプロデューサーでもあったマイク・マリコンダ(RAUNCH HANDS)の4人。
以前このブログで紹介した7inch「Get On Your Knees」(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1587.html)と同じ編成。
録音の日時はクレジットされていないが、全10曲中6曲が1stアルバム『THE DEVIL DOGS』(1989年)収録曲で、デイヴの加入が90年春ということを考えると、90年のライヴなのは間違いないだろう。
ミキシングはマリコンダが担当している。
とにかくファストでワイルド、一方ポップでキャッチーなTHE DEVIL DOGSの魅力が詰め込まれた1枚。
どのアルバムにも速いのにメロディの立ったR&Rが入っていたDEVIL DOGSだけど、こうして初期のライヴを聴くと、彼らのソングライティングが1stアルバムの時点で傑出したモノだったことがわかる。
そしてカヴァーのチョイスも実にナイスだった。
『THE DEVIL DOGS』でもTHE DICTATORSやDMZを取り上げていたTHE DEVIL DOGS、このライヴではオーストラリアのFUN THINGSの「Time Enough For Love」を演奏している。
(1990年の2ndアルバム『BIG BEEF BONANZA!』に収録)
あと、エルヴィス・プレスリーの最後のヒット曲として知られる「Burnin' Love」も。
パンクやガレージだけじゃなく、THE RONETTESだのジーン・ピットニーだのをカヴァーしたりもするのがこのバンドの懐深さだったと思う。
俺がTHE DEVIL DOGSを知ったのは、彼らが初来日を果たした1991年春のことだった。
その後94年4月の2度目の来日を観てズガンとやられ。
当時やっていたファンジンでインタヴューしたぐらい入れ込んだんだけど。
しかしバンドは続かず。
こんなにいいバンドをやっていたメンバーたち(というかフロントの二人)が、その後大した活躍をしていないのは実に残念。
ただ、前にも書いたように、その分このバンドがそれだけ特別だったということでもあるのかも。
(2025.2.15.改訂)
この記事へのコメント