HAWKWIND/BBC RADIO ONE LIVE IN CONCERT(1991)

画像HAWKWINDの『SPACE RITUAL』(1973年)は、言うまでもなく名作ライヴ盤。
しかしそこには、代表曲中の代表曲「Silver Machine」は収録されていない。
…で、当然ながらというか、当時の「Silver Machine」ライヴ演奏を聴きたくなるワケです。
(ってか、「Silver Machine」自体が元々ライヴ録音なんだけど…という話は以前書いた)

そこで、「Silver Machine」のライヴ・テイクが収録されている編集盤を手当たり次第に買って行ったワケだが。
それらで聴けるのは、どれも80年代以降の、全然違うアレンジの「Silver Machine」ばかり。
とりあえず『BRING ME THE HEAD OF YURI GAGARIN』というブートまがいのLPで1973年の演奏を聴くことは出来たんだけど、音質はあんまり良くなかった。
そんな状態でもやもやしていたところに、1991年になってこのアルバムがいきなり登場して、万歳三唱となった。

レミー在籍時のBBC音源。
収録は1972年9月28日、ロンドンのPARIS THEATRE。
「Silver Machine」が全英3位を記録したのが72年7月。
まさに人気絶頂期のHAWKWIND。
72年10月14日に放送されたという。
パーソネルはデイヴ・ブロック(ギター、ヴォーカル)、レミー(ベース、ヴォーカル)、ニック・ターナー(サックス、フルート、ヴォーカル)、ディック・ミック(オーディオ・ジェネレーター)、デル・デットマー(シンセサイザー)、サイモン・キング(ドラム)という、『SPACE RITUAL』と同じ6人。

録音はモノラルだったが、もちろん音質は良好。
(後にステレオ・ヴァージョンとの2枚組もリリースされている)
『SPACE RITUAL』にはかなわないながらも、演奏は強力。
そして、スタジオで加工されたシングル・ヴァージョンと違い、メンバー6人がその場で演奏している「Silver Machine」。
感激だった。

しかし、このアルバムのリリース当時、俺を含めファンの話題をかっさらったのは、「Silver Machine」でもなければバンドの演奏でもなかった。
ステイシアの声が入っている!
ライヴの冒頭に、当時のHAWKWINDのある意味(?)大看板だったダンサー、ステイシアのナレーションとカウントダウンを聴くことが出来るのである。
今ではYouTubeで動くステイシアを観ることも簡単だが、そこでも声は聴こえない。
まして当時は(70年代にライヴを観た人間を除けば)写真でしかステイシアを知ることは出来なかったのだから。
このアルバムを聴いて「おお…ステイシア…」となったファンが世界にどれだけいたことかと。

とりあえずステイシア最高ってことで(笑)。


(2025.3.3.改訂)

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