サンフランシスコ発、90年代半ばに界隈を席巻した暴風ローファイ・ガレージ/パンク・ロッカーのデビュー・シングル。以前書いたとおり、THE MUMMIESもTRASHWOMENも後追いだった俺…が、リアルタイムでリリースに接したのがTHE RIP OFFSだった。
1993年結成。
元Mr.T EXPERIENCEのジョン・ヴォン・ゼロウィッツ(ギター、ヴォーカル)、元SUPERCHARGERのグレッグ・ロウリー(ベース、ヴォーカル)に、元THE FINGERS(先日このブログで紹介)のシェイン・ホワイト(ギター、ヴォーカル)とジェイソン・ホワイト(ドラム)の4人。
2ndシングル以降は覆面姿がトレードマークとなったTHE RIP OFFSだったが、スリーヴの写真でわかるとおり、デビューの時点では素顔。
(その代わりというか、全員がサングラスをかけている)
覆面というギミックというかコンセプトというか…は後付けで、とにかくスピーディーでRAWなガレージ/パンク・ロックを叩き付ける、それが何より第一だったワケだ。
1994年にリリースされた唯一のオリジナル・アルバム『GOT A RECORD』には、初期のシングル曲は収録されていない。
俺が一番好きなのは、この1stシングルだった。
片面2曲入り45回転7inch。
とにかくシンプルでRAWでワイルドで疾走感に溢れた、それでいてえらくキャッチーでもある楽曲と演奏。
ガレージでありパンクであり、そして何よりR&R。
特に1曲目の「Now I Know(Its You)」。
裏面には一応溝は切ってあるものの音は入っておらず。
レーベル面には“MUSICIANS SUCK”とある。
ミュージシャンシップなんぞ糞くらえ、ひたすらぶっ飛ばしてぶっ飛ばしてぶっ飛ばす、嵐のR&Rがここにはあった。
来日は観に行けず、バンドは1995年に解散。
実質2年ほどしか活動していないという…。
その後2011年に再結成して再来日しているが、それも行けなかった。
グレッグ・ロウリーとシェイン・ホワイトがやってたTHE INFECTIONSは観に行ったけど。
(2025.3.21.改訂)
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