90年代末、2年ぐらいの間に150タイトル以上をリリースしていたブート専門レーベル、テンダラー(その後どうなってるか知らない)の1枚。テンダラーのブートCDはかなり持ってるはずなんだが、今まで取り上げたことがなかった。
で、THE TROGGS。
73分で23曲収録。
9曲が1966~68年のBBC音源。
5曲がシングルB面などのレア音源。
そして9曲が1979年、MAX'S KANSAS CITYでのライヴとなっている。
いずれも音質は極上。
ただ、半数以上の曲については、今ではブートならではの激レア音源、みたいな価値は薄くなっている。
(何しろ20年前のリリースだからね)
BBC音源は、つい最近レコード・ストア・デイ向けにリリースされたLP『WILD ON THE RADIO』(16曲入り)の一部と同じではと思われ。
まあ俺はそのLP持ってないから確認してないし、今後もこのブートCD聴くと思うけど。
ちなみにこのBBC音源ではレグ・プレスリー(ヴォーカル)のファーストネームが一貫して“レッジ”と呼ばれている。
本名がレジナルド・ボールズだから略称としてはレッジで当然だと思うが、REGと綴られているのにレッジって発音するんだなあ。
英語って厄介ね。
シングル曲は、このブートでは”Ultra Rare Single Cuts/None on CD!”と誇らしげにクレジットされているが。
それも1998年当時の話。
今世紀に入って、全曲CD化されている。
そうすると、現在でも意味があるのは1979年のライヴか。
MAX'S KANSAS CITYでのライヴは80年に『LIVE AT MAX'S KANSAS CITY』としてリリースされているので、そこから収録したのかと思ったのだが。
実際には曲目も曲順もけっこう違っていて。
どうやら既発のライヴ盤とは違う日の音源らしい。
(詳細なクレジットはなし)
当時のTHE TROGGSは、レグ・プレスリー(ヴォーカル)、78年に復帰していたクリス・ブリットン(ギター)、ロニー・ボンド(ドラム)のオリジナル・メンバーに、70年代初頭に加入したトニー・マレイ(ベース)という4人。
その後バンド単体での最後のオリジナル・アルバムとなった『BLACK BOTTOM』(82年)と同じ編成。
(92年に『ATHENS ANDOVER』をリリースしているけど、アレはR.E.Mとのコラボレーション作だった)
ほとんど60年代そのまんまの演奏を聴かせる。
「Wild Thing」も70年代のアルバムで再録していたレゲエ・ヴァージョンなどではなく、ちゃんとオカリナを吹くのである。
MAX'S KANSAS CITYのお客さんも大盛り上がりです。
(そしてここでもレグではなくレッジと呼ばれているのが聴こえる)
レグ・プレスリーもロニー・ボンドも既にこの世にいないが、THE TROGGSは出戻りのクリス・ブリットンを中心に、今でも活動中らしい。
追記:
クリス・ブリットン、2017年から半引退状態となり(時々ライヴに出る)、現在のTHE TROGGSはオリジナル・メンバーほぼ不在の編成らしい。
(2025.5.2.)
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