デイメア・レコーディングスが放つラウドな2作。BAPTISTS『BEACON OF FAITH』(画像)
FOO FIGHTERSのデイヴ・グロールが「久々に現れたパーフェクト・ハードコア・ドラマー」と絶賛するニック・ヤキシン。
このブログではSUMACのドラマーとして紹介してきたけど、そのニックが元々カナダはヴァンクーヴァーでやっていたのがBAPTISTS。
2010年結成。
13年に1stアルバム『BUSHCRAFT』、14年に2ndアルバム『BLOODMINES』をリリースした後は無期限活動休止状態となっていたが、堂々の復活。
俺は今回の3rdアルバムで初めて音を聴いた。
メンバーはアンドリュー・ドゥルーリー(ヴォーカル)、ダニー・マーシャル(ギター)、ショーン・ヘイリラック(ベース:ファミリーネームのHAWRYLUKって正直発音がよくわからない。フレンチ・カナディアンだと“アウリリク”とか読むのかも?)、ニック・ヤキシン(ドラム)の4人。
エンジニアは御馴染みCONVERGEのカート・バルー。
重く激しいビートに乗る絶叫。
“Dビート・モンスター”とか呼ばれつつ、それだけではない多彩な曲調で、時にニックのとんでもないフィルインが叩き込まれるスラッシュ・ハードコア。
ギターは意外にメロディアスで、メタリック・ハードコア風味だけじゃなく6分半に及ぶ「Eulogy Template」ではドゥーミーなテイストも。
(一方で全13曲中8曲が1~2分台)
SUMACだけじゃなくこのバンドも是非続けていただきたい。
SPLIT CRANIUM『I'M THE DEVIL AND I'M OK』
で、ニック・ヤキシンとSUMACをやってるアーロン・ターナー(元ISIS)。
他にもOLD MAN GLOOMとかMAMIFFERとかいろいろやりまくってる内のひとつ、SPLIT CRANIUM。
2ndアルバム。
(1stは聴いてない)
本作でのパーソネルはアーロン・ターナー(ギター、ヴォーカル)、ユッシ・レーティサロ(ギター)、フェイス・コロッチャ(ギター、“サウンズ”)、ネイト・ニュートン(ベース)、トミ・レッパネン(ドラム)の5人。
ユッシとトミはフィンランドの謎バンド、CIRCLEのメンバー。
フェイスはアーロンのパートナーで、アーロンとMAMIFFERをやってる。
今作から参加のネイトはもちろんCONVERGEでOLD MAN GROOM。
つまりここでのSPLIT CRANIUMはOLD MAN GLOOM+CIRCLE+MAMIFFERという…。
とんでもなく謎な編成。
音楽的にはアーロン流のストレートな(?)パンク・ロック(??)と呼べるモノで、BAPTISTSがDビート云々と言われながらけっこう多彩な曲調を披露しているのに対して、こっちは基本どれも同じようなリズム・パターンのパンキッシュなR&Rにアーロンのグロウルが乗る、というスタイル。
ところが、そこにフェイスによるアンビエント風(???)なシンセ・サウンドが大々的にフィーチュアされているのである。
結果的に、ジャンル分け不能な謎のパンク/R&Rとなっている。
「Pain Of Innocence」はほぼノイズだし、ラストのタイトル曲はいきなりピアノと語りがフィーチュアされたり。
一筋縄では行かない。
…というかアーロンのワーカホリックぶりには呆れるばかりだ。
『BEACON OF FAITH』『I'M THE DEVIL AND I'M OK』、どちらも本日リリース。
(2025.5.6.改訂)
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