リリースは3月。入手したのは4月。
で、最近まで聴けずにいたブツ。
BARRENCE WHITFIELD & THE SAVAGESの1stアルバム(1984年)がCD化されたのが2010年末。
7年以上経って、1stアルバムを再発したのと同じエース・レコーズから2ndアルバム『DIG YOURSELF』(85年)と3rdアルバム『CALL OF THE WILD』(87年)がカップリングで再発。
サブタイトルは“THE EARLY ROUNDER ALBUMS”。
1stアルバムにはボーナス・トラックが10曲も入っていたが、今回は2枚のアルバムをそのまんま1枚のCDに詰め込んである。
2枚合わせても約49分。
『CALL OF THE WILD』なんかは6曲しか入ってないんで、アルバムというよりもミニアルバムといった方がイイのかも知れない。
『DIG YOURSELF』でのBARRENCE WHITFIELD & THE SAVAGESは、バレンス・ウィットフィールド(ヴォーカル)以下、1stアルバムと同じピーター・グリーンバーグ(ギター)、フィル・レンカー(ベース)、スティーヴ・ラグレガ(サックス)、ハワード・ファーガソン(ドラム)というラインナップ。
もちろん元DMZ~LYRESを中心とする強力な布陣。
音楽性自体も、1stアルバムと全く変わりない。
サックスの野卑なブロウと咆哮するヴォーカルが、シンプルでタフなガレージ・サウンドに乗っかって炸裂するガレージR&B/RAWソウル。
大半の曲が、俺なんぞはオリジナルを聴いたこともないようなオブスキュアなR&B/R&Rのカヴァーからなるところも前作同様。
カヴァーだろうと思うようなカッコいい曲が実はフィル・レンカー作のオリジナル、というところも。
血沸き肉躍る、黒人シャウターと白人ガレージ・バンドの融合。
『DIG YOURSELF』から2年後の『CALL OF THE WILD』では、バックを固めるTHE SAVAGESの顔ぶれが一新。
ミルトン・レダー(ギター、ヴォーカル)、リッチー・ロバートソン(ベース、ヴォーカル)、デイヴィッド・ショール(サックス)、ブルース・カッツ(ピアノ、オルガン)、ローン・エントレス(ドラム、ヴォーカル)という、鍵盤奏者を含む5人となっている。
ブルースはのちにデューク・ロビラードやジミー・ウィザースプーンやグレッグ・オールマンなんかとも活動している人。
で、1曲目「Stop Twisting My Arm」から疾走するが、ちょっと軽いかな…と思ったら。
2曲目以降は以前とかなり様子が違い。
なんか、いかにも80年代後半らしいモダンなブルーズ/ソウルって感じの。
楽曲もオリジナル主体。
「Livin' Proof」あたりは、同時期のFABULOUS THUNDERBIRDSあたりを思わせたりも。
バレンス・ウィットフィールドのヴォーカルも、随分おとなしい。
コレはコレで悪くないけど、初期の2枚を聴いてた人で当時「コレじゃな~い!」となった人も多かったのではという気がする。
ミルトン・レダーをフィーチュアしたBARRENCE WHITFIELD & THE SAVAGESはその後も活動を続けるが、90年代半ばに解散。
21世紀に入って初期に近いラインナップで復活することになる。
(2025.5.26.改訂)
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