『モーターヘッド/レミー・キルミスター自伝/ホワイト・ライン・フィーヴァー』

画像海外では2002年に出版され、15年4月に日本語版も出版されたレミーの自伝『ホワイト・ライン・フィーヴァー』。
日本語版初版の発行から約3年半を経て、遂に重版。
映画『クリーン・ユア・クロック』の上映館では既にフライングで発売されていたが、正式な発売日は明日28日となる。

今回、そのまま重版して“第2刷”とはなっていない。
初版では原書が出た後、つまり2002年以降のレミーの足跡について長谷川修平の手になる日本語版補章が追加されていたが、初版が出てから8ヵ月後にレミーは亡くなっている。
そのため今回、当然のごとくレミーが亡くなるまで、及びその後の諸々についても長谷川が加筆している。
訳注も一部改められ、索引のレイアウトも変更。
補章の字を小さくすることで、ページ数自体は全399ページと、初版とは変わっていないものの、今回は“初版第2刷”ではなく“第2版第1刷”となっているのであります。
(各章の扉ページの印刷も、初版よりやや黒っぽくなっている)
初版を持っている人が買い直すかどうかはその人にお任せする。
しかし初版を持っていないレミー/MOTORHEADのファンは、今こそゲットする時だろう。
我が家の本棚には、原書と初版と今回の第2版…と、3冊が並ぶこととなった。

内容については、初版が出た時にこのブログで書いた通り。
https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1867.html
MOTORHEAD40年の歴史の中で、商業的に大成功したのは10分の1程度の期間ながら、決して時流におもねることなく、トラブルをはねのけて、神と称えられ続けた男の人生が、包み隠さず赤裸々に語られている。
MOTORHEADの40年だけではない。
その前のHAWKWIND、更にその前のOPAL BUTTERFLY、またまたその前のSAM GOPAL、レミーが始めてレコーディングを経験したROCKING VICKERS、そしてそれ以前のバンド遍歴、更にバンドを始める前の生い立ちについてもみっちりと。
日本語版補章も含め、レミーの人生70年を味わい尽くすことが出来る、貴重な1冊。
日本語版を出し、そして重版を決定したロフトブックス、本当にイイ仕事をしました。


(2025.7.16.改訂)

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