相変わらず旺盛なリリースを続けるDIWPHALANX RECORDSから、今年もリリース攻勢が始まった…ってか、始まっている。BALZAC『HYBRID BLACK』(画像)
1月23日のリリース。
“今月の新譜”じゃなくて“先月の新譜”になってしまった。
(同じ頃に入手してまだ紹介していないアルバムは、他にもある)
2015年の前作『BLOODSUCKER』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1927.html)から約3年半ぶりとなる、BALZACの12thアルバム。
アートワークがかなり凝っている。
プラケースにメンバー4人の写真のシールが貼ってあり、ブックレットの表紙と併せてジャケットとして完成する、という。
コレはケース割ったり傷つけたりしないようにしなければ。
中身は長いSEとも言えるインストゥルメンタル「Illusion」に続いて、多彩な楽曲が詰め込まれている。
「モノクローム」のようにコーラスがオーオーいう“BALZAC節”ともいうべき疾走ナンバーはもちろん、「Why」のようなデジタル・ハードコアもあり。
「Shadow」あたりはパンクというよりもクラシック・ロック的(?)だったり。
個人的に一番「おっ」と思ったのは、穏やかなバラード調に始まってヘヴィに展開するミドル/スローの異色作「蜉蝣」。
「午前0時、第三金曜」はライヴ会場限定でリリースされていたシングル曲のロング・ヴァージョンで、16年のEP「EVER FREE FROM #9 DREAM」(https://lsdblog.seesaa.net/article/201610article_1.html)に収録されていた「#9 Dream」もリミックスされて収録されている。
歌詞は前作以上に日本語詞が増えていて、前作のレヴューで日本語詞がもっと増えてイイみたいなことを書いた俺としては我が意を得たり。
前作もそうだったが、今ではバンド名のロゴがMISFITS風(?)ではなくなっていて、そのあたりはオリジナリティを確立したBALZACの新たなフェイズを感じさせたりも。
キャリアも長く、熱狂的なファンも多いバンドだけに、様々な受け止められ方があるかも知れないと思いつつ、俺は十分楽しませてもらった。
DILDOS『CREAM』
2011年に1stアルバムをリリースした浜松の4人組、前作から実に8年ぶりとなる2ndアルバム。
(何やってたんだろう)
パーソネルは前作と同じ、KEITA(ヴォーカル、ギター)、CHIKO(ギター)、SHINGO(ベース)、CHO(ドラム)の4人。
前作リリース時はボンデージ・スタイルがショッキングだったが、今もそういうルックスだろうか…。
とりあえず(?)サイコビリーを基調としつつも、1曲目「AMEBA」からディスコとレゲエとポスト・パンクがごっちゃになったような楽曲/アレンジで、最早ジャンル分け不可能。
7曲目「INTANGIBLE ARTIFACTS」は、ひょっとしてキャブ・キャロウェイ「Minnie The Moocher」へのオマージュか?
しかも続いて収録されているのはEURYTHMICS「Sweet Dreams」のカヴァー!
(こういう曲に限ってベースがバチバチとスラップしていたりする)
猥雑でダーク、それでいてあんまりネガティヴには聴こえない楽曲そして歌詞の数々。
速い曲があんまりないのも独自性に拍車をかけていると思う。
非常にユニーク。
ピカソっぽいジャケットにも「おお」と思ったり。
こちらは20日にリリースされる。
(2025.8.1.改訂)
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