DAYMAREの2枚(WEAR YOUR WOUNDS+TORCHE)

WEAR YOUR WOUNDS.jpg相変わらず旺盛なリリースを続けるデイメア・レコーディングスからの最新盤2枚。


WEAR YOUR WOUNDS『RUST ON THE GATES OF HEAVEN』(画像)

この2月に来日したCONVERGE…のヴォーカリスト、ジェイコブ・バノンの別バンド、2ndアルバム。
1stアルバム『WYW』は未聴で、このアルバムで初めて聴いた。
ジェイコブ・バノン(ヴォーカル、ベース、ピアノ、エレクトロニクス)、マイク・マッケンジー(ギター:THE RED CHORD)、ショーン・マーティン(ギター:TWITCHING TONGUES)、アダム・マッグラス(ギター:CAVE IN)、クリストファー・マッジオ(ドラム:TRAP THEM)という、トリプル・ギターの5人編成。
けっこうスーパー・グループ。
ジェイコブ自身による静謐なピアノとオーケストレーションで始まる「Mercifully」から、一気に引き込まれる。
続くタイトル曲もピアノのイントロで、それに続くアンニュイでメランコリックなヴォーカル。
えっ、ジェイコブってこんな風にも歌う人だったんだ?
ギターやドラムが暴れまくるところもあるけれど、全体的にはヘヴィながらもメロディアスでリリカル。
大半の曲がミドルまたはスローで、ジェイコブが落ち着いたヴォーカルを聴かせる。
(疾走するハードなアンサンブルを聴かせるところもあるが)
泣きのあるギターのハーモニーは、時にTHIN LIZZYあたりを思わせたりも。
そして1曲目の変奏とも言える(しかしヘヴィに展開する)「Mercilessly」で終わる。
繊細ながら、実にドラマティック。
近年のNEUROSISや後期のISISあたりに通じるところもある、スケールを感じさせるヘヴィ・ロック。


TORCHE『ADMISSION』

2004年にフロリダで結成された“ストーナー・ポップ”を標榜するバンドの、前作から4年ぶりとなる5thアルバム。
これまた以前のアルバムを聴いていなくて、今回初めて聴いた。
現在のメンバーはスティーヴ・ブルックス(ヴォーカル、ギター)、ジョナサン・ヌニェズ(ギター)、エリック・ヘルナンデス(ベース)、リック・スミス(ドラム)の4人。
各々、フロリダ界隈のスラッジとかグラインドとかのバンドでキャリアを重ねたメンバーとのこと。
(俺は全然知らんかった…)
MOTORHEADばりのリフとドカドカのドラムで始まるが、そこに明るい音色のシンセが重なり、エコーたっぷりの柔らかいヴォーカル(けっこうヘタウマ)が乗る。
チューニングをかなり下げているようで、重いベースがブンブン唸り。
速い曲が疾走しドライヴしまくる一方でメロディはかなりポップというかキャッチー。
重ねまくったギターは相当ヘヴィながら、曲によりシューゲイザーっぽかったりも。
(タイトル曲のキラキラしたギター・サウンドはまさに…)
なるほど、ストーナー・ポップという売り文句にも納得。
しかしストーナー云々と言うには相当タイト。
音楽性そのものが似ているワケではないものの、90年代以降のMETALLICAなんかが好きな人にもアピールしそうな音。
かなりユニーク。


どちらも10日リリース。


(2025.9.3.改訂)

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