HERE「HELLO」(画像)
HEREの7thシングル…は、シングルと銘打ちながら新曲2曲に加えてライヴ音源11曲が入っているので、結局シングル+ライヴ音源なのかライヴ・アルバム+新曲2曲なのかよくわからない、超マキシ・シングルとでも言うべき状態。
(なのでシングルで2000円は高価くない)
近年HEREのシングル曲というと「LET'S GO CRAZY」なんかをはじめとしてミドルのポップな曲が続いていたが、表題曲「HELLO」は久しぶりにファストな、初期のHEREを思わせたりもする1曲。
しかしメロディは最近のHEREらしいポップでキャッチーなモノだし、途中でミドルに転じたりと展開も起伏もある。
タイトルが連呼されるサビはHEREお得意のスタイルとでも言うか。
ハジメタルのキーボードを前面に出したメイン・リフもカッコいい。
カップリングの「お元気で。」はいかにも最近のHEREらしい、タメの効いたヘヴィなリズムが気持ちいいミドル。
こういう曲では、ジョン・ボーナムを敬愛するユージ・レルレ・カワグチのドラミングが却って映える感も。
尾形回帰(ヴォーカル)のちょっとコミカルな歌詞もナイス。
(ヴォーカルでダブル・トラックを試したのは初めてだったか)
ライヴは今年4月の恵比須LIQUID ROOMでの音源で、「Fantastic!!」「HIGH TENSION DAYS」「ヘッチャラ」「クラシカルダイヴ」「Walk This Way」「OH YEAH」「スーパーポジティブ」「ロックスターに会いに行こう」「ネバギバ」「ほったらかし」というアルバム『OH YEAH』全曲に、“往年の名曲”(?)「MANをZIしてROCKSTAR」。
インビシブルマンズデスベッド『儚くサーカス』
復活アルバム『屈辱』(2017年)から2年半ぶりとなるインビシブルマンズデスベッドの新作音源は、5曲入りのミニアルバム。
タイトルからも多少想像が付くように、相変わらずの文学的にしてダークな世界観ながら、全体に多少メロウな感覚をたたえているような。
そうは言ってもタイトル曲なんかはやっぱり重く歪んだベースに導かれて尖ったリフとイカレたソロが炸裂する。
比率として速い曲よりも遅い曲の方が多いのと、デスベッドの歌唱があんまり凶暴な感じじゃないのが、メロウに感じるところか。
とはいえやっぱり退廃的で狂気を宿した、HEREとは180度違う世界観。
異色なのは「月に抱かれて」で、ワンコードで延々続く、トリップ・ホップっぽい(?)浮遊感に満ちた1曲。
「冷たく燃えてる」で朗々と歌われる“嫌いになった”という歌詞も強力。
ラストの「レゴリス」は効果音的に鳴り響くスペーシーとも言えるギターやキーボードの中で西井慶太のベースが物悲しいリフを奏でるインストゥルメンタルで、コレは一発録りの即興演奏なのだという。
HERE、インビシブルマンズデスベッドともわりと珍しい、写真ではなくイラストをフィーチュアしたジャケットで、ここにはとりあえずHEREのジャケット画像を載せたが、インビシブルマンズデスベッドの方も不気味なテイスト全開でユニーク。
どちらも21日より発売中。
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