2年ぐらい前にも『ANTHOLOGY』というのを紹介したが(https://lsdblog.seesaa.net/article/201711article_21.html)、今回はまた別のを。
MOTORHEADの旧譜の権利を持っているのをいいことに(?)得体の知れない編集盤を多数リリースしていたキャッスル・コミュニケーションズ…その傘下のナイト・レコーズ…のそのまた傘下のシークェル・レコーズというレーベルから出ていた編集盤。
『ANTHOLOGY』もかなり偏った選曲だったが、コレは更に(!)偏っていて、基本的にはオリジナル・アルバム未収録のEPや、シングルB面曲ばかりを集めたアルバム。
「Motorhead」も「Overkill」も「Bomber」も「Ace Of Spades」も入ってない。
とはいえ、コレを買った当時はかなり重宝した。
シングル「Ace Of Spades」B面の「Dirty Love」や「I Got Mine」B面の「Turn You Round Again」は『ANTHOLOGY』で聴いていたし、それ以外のいろんな曲もその後アナログで(大枚はたいて)入手することになるのだが、当時そのへんの音源をまとめて聴けるのはこのCDだけだったのだ。
EP「The Golden Years」(1980年)や「Wendy & Lemmy」(82年)、12inch「Killed By Death」(84年)のB面曲…といったレアな音源を、このCDで初めて聴くことが出来た。
もっとも、そういった音源は先述の通り、後にアナログ盤でそろえることとなり。
そうなるとこの編集盤は、そのへんの音源をCDでサクッと聴ける、という以外に価値はなくなってしまうのだった。
(当時は情報が少なくて、ライナーノーツとかもむさぼるように読んでいたけどね。ちなみに権利関係が怪しいアルバムだけあって、メンバーの写真は1枚もなく、ブックレットには下手なイラストが載っている)
今となっては、このアルバムの最大の特徴はジャケットということになる(?)のかも知れない。
このジャケット…TYSONDOGの1stアルバム『BEWARE OF THE DOG』(1984年)のパクリだよね?
(気になった人は検索してみてください)
個人的には、天下のMOTORHEADの編集盤のジャケットが、NWOBHMのB級(C級?)バンドのパクリ?…と憤る気持ちと、「あっはっはっは、こう来たか」という気持ちの両方がある。
(実際、ホントに『BEWARE OF THE DOG』のデザインそのまんまです)
このアルバム、ネットを見るとけっこうな値段で取引されている。
(特にLPの方。俺もLPは持ってない)
MOTORHEADが好きな人には、このアルバムを高値で買うぐらいなら、各音源のオリジナルのアナログ盤を探しましょうと言っておこう。
俺は当時リアルタイムで入手したし、これからも死ぬまで所有し続けるだろう。
さて明日(日付変わって今日だが)は「音楽酒場交遊録Vol.3」@渋谷SHIFTYです。
皆様是非お越し下さい。
MOTORHEADも1曲ぐらいは回すかも。
(2025.11.1.改訂)
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