ケイとみちたかくんが殺人猟師集団と闘う12話(の後半)がメイン。
ルルが効いて(!)風邪が治ったケイが、今回は銃なしで、手首に固定したスリングショットを中心に、跳んで殴って蹴って。
しかしケイ以上に縦横無尽の活躍を見せるのはみちたかくん。
みちたかくんの武器は、自ら“囚人倉庫”(ストレージ)に籠ることで自分を見つめ直して(?)手に入れた相棒(みちたかくん曰く“ダチ公”)“よしたか”(右手)と“きよたか”(左手)、そしてそれぞれに装着したメリケンサック。
メリケンサックを装着するためにいちいちジッパーを開いてポケットに手を突っ込み、戦闘準備万端となったところでバックに描かれるウサギ(!)。
そして「ぶちのめそうぜッ ダチ公!!」というキメ台詞と共に躍動するみちたかくん。
馬鹿だ…。
馬鹿の世界だ…。
もちろんこの馬鹿の世界を描ける人間が馬鹿のはずもなく。
(わかりづれえな)
戯画化された“バイオレンスアクション”の世界をエンターテインメントとして徹底的に描き切る。
そして、その世界を描き切るために原作者と作画担当者はアップデートを重ねている。
第4集まで、この作品をとにかく“荒唐無稽”と特徴づけてきたが、一方で12話や15話での銃の装填シーンなど、アクションの細部が連載開始当初よりもどんどんリアルになっているのは、間違いなく研究の賜物だろう。
原作者・作画担当者とも、元々銃器その他のマニアだったとは思えない。
とにかく作品の出来に奉仕するため、研鑽を続けてきたのだと思う。
現時点では一部に借り物っぽさも見え隠れしつつ、今後連載が続く中でどのように進化していくのか、楽しみにしている。
13話・14話・15話はある意味おまけ。
12話で明らかになったケイの“腐女子体質”(!)が14話で補強される一方で、13話で“カンさん”が見せる「ケイちゃんの世話を焼きてえ…………何かあげてぇ……!」という表情は、まさに原作者・沢田新(=室井大資)テイストそのもの。
浅井蓮次が室井大資に毒されているッ…!(?)
とはいえ、作画が原作者本人だったら、この漫画はこんなライトな感じの(?)傑作にはならなかったはず。
Amazonのレヴューでは早々に酷評されているが(…)、俺は支持しますよ。
(電車の中で読んだりバッグにしまったりを繰り返してたら、発売当日に帯が破れてしまった)
本日発売。
(2025.11.3.改訂)
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