V.A./WHIP! WOBBLE! AND GRIND!(????)

WHIP! WOBBLE! AND GRIND!.jpg新宿のBARN HOMESでいわゆる“RAWソウル”の類を買っていたのは90年代後半~00年代初頭のことだ。
このオムニバスもその頃にBARN HOMESで買ったのは間違いないのだが、はていつのことだったか。
ジャケットや盤面の何処を見ても制作/リリース年が書いてない。
ネットで調べてもわからなかった。
リリース元はクラブ・ハーレム・レコーディングスとなっているものの、このレーベルも正体不明。

ともあれ1962~64年の激レアなソウル/R&Bのシングルを集めたという編集盤。
68分27曲。
ジャケットには“FEATURING”として、収録バンド/ミュージシャンの一部の名前が並んでいるが、まあ見事にいっこも知りません。

全27組の中で多分一番有名なのは、ルイジアナで長年にわたって活躍し「Reconsider Me」のヒットもあるジョニー・アダムズだろう。
収録された「Spunky Onions」は、サム・クックがライヴでやりそうな煽りから始まって、ゴスペルの根っこを感じさせる熱いR&B。
で、それ以外はまるっきり知らないのばっかり。

LESTER YOUNG & HIS CALIFORNIA PLAYBOYSというのが収録されているが、このレスター・ヤングというのはもちろん有名なジャズ・ミュージシャンのことではない。
スリーヴには何枚かの7inchのレーベルが載っているものの、解説の類は一切なし。
(多分情報がなさ過ぎて、ライナーノーツとか付ける余地はなかったのだろう)
スリーヴ内側に載っているイカシた感じの写真(白黒混成の女性ヴォーカル4人+バック陣)も、どのバンドのモノなのかわからない。
(そもそもこのアルバムに収録されているバンドとも限らない)
収録されているどのアクトも、ジョニー・アダムズ以外はシングル1枚~多くても十数枚を残して消えたらしいのばかりで、もちろんシングルを10枚以上出しているようなのは少数派。
ラストに収録されているWILLIE & DORIS JOLHETに至っては、リリースがあったのかどうかもよくわからず。
(この音源何処から…)

もっとも、俺がこのへん知らないだけで、こういうのをマニアックに掘り下げてるような人ならよく知ってたりするのかも。
ともあれ内容はばっちりで、オブスキュアにしてホットで踊れるソウル/R&Bが詰まっている。
ファンキーなのやラテンっぽいの、R&BというよりほとんどR&Rなのも。
ちょっと「New Orleans」みたいなリフのシャーマン・エヴァンス「Looking For My Baby」なんか最高ですよ。

アルバム・タイトルは収録曲の曲名(THE FLAME 'N' KING「The Whip」とHECTOR & THE EASTMEN「Wobble Lou」、LESTER YOUNG & HIS CALIFORNIA PLAYBOYS「Wobble Time」)、それに有名な『LAS VEGAS GRIND』シリーズにひっかけてあるのだろう。
いつ出たのかすらもわからないような謎の1枚ながら、今でも入手は容易らしい。


(2025.11.3.改訂)

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