失われた希望

MERCYFUL FATE BOOT.jpgティミ・ハンセンが4日に亡くなってしまった。
癌のため、復活成ったMERCYFUL FATEのラインナップから外れ、闘病していたという。
(代役はジョーイ・ヴェラ)
61歳の誕生日を迎えてから1週間後だった。

BRATSを脱退したマイケル・デナーがやっていたDANGER ZONEで活動した後、マイケルのBRATS復帰に伴ってBRATSに参加。
バンドはすぐにMERCYFUL FATEとなった。
以後MERCYFUL FATE、そして初期のKING DIAMONDで活躍。
(オリジナルのMERCYFUL FATEでは“ティミ・グラバー”名義)

ヘヴィ・メタル史上に残るような名ベーシストではなかったかも知れない。
しかし、スティーヴ・ハリス直系と思われるフィンガー・ピッキングでギター・リフの合間に印象的なオブリガードを突っ込むそのプレイは、文句なしにカッコよかった。
本人は元URIAH HEEPのゲイリー・セインに影響されたとも語っていたが、コレはキング・ダイアモンドがデイヴィッド・バイロンに影響されたというのを受けて、同じく元URIAH HEEPで故人であるゲイリーの名を冗談めかして挙げたのではとも思っている。
ともあれMERCYFUL FATEでのプレイも良かったし、KING DIAMONDでのミッキー・ディー(現SCORPIONS)とのリズム・セクションも素晴らしかった。

MERCYFUL FATEについては3年ほど前にEL ZINEで特集したが、その時点ではバンドは解散状態だった。
しかしMERCYFUL FATEが復活したからには、いつの日か日本でライヴを観ることもかなうのでは、と思っていた。
もちろんMERCYFUL FATE来日の可能性は今も残っているとはいえ、ティミ・ハンセンのプレイをこの目で見ることはもう不可能だ。
無念。

MERCYFUL FATEの音源で一番好きなのは1982年のミニアルバム『MERCYFUL FATE』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1206.html)だ、というのは以前に書いたが、ギター2本とベースが全部フライングVという、『MERCYFUL FATE』裏ジャケで見られるオリジナル・メンバーの雄姿はもう見られなくなってしまった。
そしてバンドの看板たるキング・ダイアモンドももう63歳。
心臓を患ったことがあるキングには、身体を大事に長生きしてほしいと切に願う。


追記:
キング・ダイアモンドは、2026年には70歳となる。
そしてMERCYFUL FATE/KING DIAMONDは、いまだ来日を果たしていない。

(2025.11.2.)

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