THE ALLIGATOR BLUES@新宿red cloth

KIMG0293.JPG12日。
体調は今みっつぐらいなれど、用事を済ませて新宿に向かう。
多分2年ぶりのred cloth。

イヴェントは既に後半だった。
トリ前、VESSE登場。
チャー坊(村八分)とデイヴィッド・ジョハンセンとミック・ジャガーと阿部卓也(ルージュ)をごっちゃに混ぜたようなヴォーカリストを擁する4人組。
その見た目に寸分たがわぬR&Rをプレイ。
音楽性からしてギター2本欲しいところ…と思ったが、かなり研鑽を積んだと思われる絶妙なリフ・ワークで、アレンジ面の不足を感じさせない。
実際キャリアは相当長い様子。
村八分が「Jumpin' Jack Flash」を演ったような曲があったり、イントロのリフが村八分そのものな曲が続いたりで、オリジナリティの面では甚だ心もとなかったものの、いつの時代でも一定数需要のあるR&R。
あとは十分にエンターテイン出来ているかどうかだ。
その点では十分に楽しめた。


そしてトリがTHE ALLIGATOR BLUES。
前回観たのが2年前のred cloth。
先日紹介したライヴ盤『W.B.Vibe』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201911article_1.html)の曲順を入れ替えたような内容だった。
以前に較べるとかなりファンキー。
一方でワイルドさは以前以上。
ブルーズという音楽で一般的にイメージされる渋さとはおよそ程遠いギラギラした演奏。
90年代以降にブルーズを爆裂させた存在としてはジョン・スペンサーを思い浮かべる人が多いかも知れないが、ALLIGATOR BLUESはそのへんとはまったく関係なく、黒人ブルーズ(最近はソウル/R&B/ファンクも)と歌謡曲その他を融合させて、独自の爆裂ぶりを聴かせる。
ハードかつ泥臭いブルーズでありながらキャッチーなメロディを聴かせるのは、“ワニー”こと小池孝典(ギター、ヴォーカル)がかつてthe CHICKEN mastersでメジャーからリリースしていたことを思えば納得。

そして“メイン・サポート・ドラマー”であるベニー(ドラム)の貢献度の高さ。
ドラムを叩きながら歌い、しゃべり。
ドラム以外のいろんなところを叩き、ワニーのギターのシールドを縄跳びのように振り回し(笑)。
でも正規のドラマーじゃないんだ…。

アンコールは発狂チューン「Love You Tender」。
ジョン・リー・フッカー直系のどシンプルなブルーズでここまで盛り上がるバンド、今他にいるだろうか。
スネアとハイハットの連打、今回は除夜の鐘にちなんで108発!
ワニーのギターは弦が切れていた。


平日とはいえ、この晩にフロアにいた人数の数倍のオーディエンスを動員して然るべきと思われるTHE ALLIGATOR BLUES。
ライヴはそんなに活発じゃない…興味持った人がいたら、是非ライヴ予定をチェックしてほしいところ。
ナマで観たら、損はしないはず。


さて明日は「STRANGE DINNER」@高円寺SHOWBOATです。
とりあえずTHE ALLIGATOR BLUESは持って行きます。


(2025.11.14.改訂)

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