CONFESS/BURN 'EM ALL

CONFESS.jpgストックホルムの5人組メタル・バンドの3rdアルバム。
ジャケットこそB級っぽいものの、内容かなり良くてびっくり。

結成は2008年。
12年にデビューEP「The Gin Act」を、14年に1stアルバム『JAIL』をリリース。
15年にはアメリカでライヴを行なって好評を博し、17年に2ndアルバム『HAUNTERS』をリリースしている。
そして前作から3年ぶりとなる新作が『BURN 'EM ALL』。
現在のメンバーはジョン・エリオット(ヴォーカル)、ブローマン(ギター)、ポントゥス(ギター)、ルドヴィグ(ベース)、サマエル(ドラム)の5人。
ってかジョン・エリオットって…DEF LEPPARDのジョー・エリオットと紛らわし過ぎるぞ(笑)。

レーベル宣材では‟スリージー”というのが強調されているし、彼らがアメリカで好評を得たライヴというのがMOTLEY CRUEのファンがWHISKY A GO GOで開催している「CRUEFEST HOLLYWOOD」ということで、確かにそのへんのファンにもアピールする音ではあるが、実際のところスリージーとかだけでは片付けられないアルバムになっている。
MOTLEY CRUEとかだけじゃなく、もっとトラディショナルな80年代メタルのファンにも十二分にアピールするサウンド。

2本のギターと引っ掛かりのあるヴォーカルをフィーチュアした、キャッチーかつフックのある楽曲。
そのヴォーカルのジョン・エリオット、声自体がそれほど似ているワケではないのだが、名前の通りと言うべきなのかどうなのか(?)、時々ちょっとジョー・エリオットを思わせる瞬間があったり。
更に、分厚いコーラスもけっこうDEF LEPPARDっぽかったりする。
そのDEF LEPPARDっぽさというのはもちろん(?)『HYSTERIA』以降じゃなく『PYROMANIA』以前の。
かと思えばタイトル曲はツーバスドカドカの疾走ナンバー。

随所に加えられたキーボードが、単なる味付けに終わらないアピールになっている。
それがまたわざとなのかどうなのか、80年代っぽさマシマシな感じに結び付く。
国内盤のみのボーナス・トラックとして、アルバムの最後ではなくど真ん中の7曲目に収録された「The Great Divines」のイントロがほとんどオジー・オズボーン「Mr.Crowley」なのには思わず吹き出してしまった。
(曲自体は切ない感じのバラードで、コレがボーナスというのなら輸入盤ではなく国内盤を買うべきと思わされる)
それに続く「Is It Love」の終盤に登場するキーボードのリフもJOURNEY「Separate Ways」イントロを思わせたり。
「509」のギター・リフがPINK FAIRIES「City Kids」にそっくりなのはホントに偶然だろうが…。

確かにスリージーではあるものの、スリージーという言葉について回りがちなチープさは全然ない。
むしろラスト「One For The Road」のメロディのスケール感とか。
ライヴでのシンガロング必至な感じ。


メタル華やかなりし80年代の音を愛する人にはお勧めの1枚。
『BURN 'EM ALL』、18日リリース。


(2025.12.3.改訂)

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