PLEIADEZ/砂絵のMARTYRIA

PLEIADEZ.jpg最近入手したんだけど、1月からライヴの物販で販売されていたモノとのこと。
(ひょっとしたら既に入手困難か?)
PLEIADEZの初音源…のはずなCD-R。
‟プレアデス”と読みます。
PLEIADESというヴィジュアル系のバンドがいたが、そっちとは無関係です。

1stアルバム『FLIGHT OF CRYSTAL ARROW』(2016年)を某誌のレヴューで絶賛した関西の5人組、CRYSTAL ARROW。
しかし翌17年2月にあえなく空中分解。
その後6月、ベースを除くCRYSTAL ARROWの元メンバー4人が新たに結成したのがPLEIADEZ。
現在のメンバーはNaoko Hirota(ヴォーカル)、hiko(ギター)、Yohichiroh Mori(ベース)、Makoto Shobayashi(ドラム)、Yoshiaki Mori(キーボード)の5人。
ヴォーカルとリズム・セクションは以前このブログで紹介したわさび(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_2250.html)と重複する。

「砂絵のMARTYRIA」「SPION」の2曲に、「砂絵のMARTYRIA」のカラオケ…という計3曲。
ざっくり言うと、基本的な方向性はCRYSTAL ARROWに近いながら、よりメタリックになった印象がある。
オジー・オズボーンのバンドにいた頃のドン・エイリーを連想させるシンフォニックなキーボードのイントロからザクザクしたリフで疾走する「砂絵のMARTYRIA」は特に。
前のバンドからそうだったが、いわゆるジャパメタと北欧メタルのいいとこどりをしたようなサウンドを、PLEIADEZではもうちょっとハードに展開したというか。
特に2番の歌唱からギター・ソロに入り、キーボード・ソロを経て再びギター・ソロになる流れなどは、あのBISCAYAあたりを彷彿とさせたり。
(あとRAINBOWの疾走系楽曲なんかも。実際、ギター・ソロのバックで突進するツーバスにはコージー・パウエル在籍時のRAINBOWを思い出す)
‟MARTYRIA”という語にはまるで馴染みがないのだけど、聖堂や廟なんかを意味するらしい。
‟廻る廻る廻る”と繰り返されるサビメロが耳にこびりつく。
かなりカッコいい曲。
彼らの初ライヴの1曲目がこの曲だったとのことで、かなり練り込まれた渾身かつ自信の1曲と思われる。

「SPION」はスローな1曲。
‟SPION”というのも何のことかと思ったら、ドイツ語やルーマニア語でスパイのことらしい。
曲名通り、ちょっとハードボイルドな(?)バラードとでもいうか。
CRYSTAL ARROW時代、バラード曲がハード・ロック/ヘヴィ・メタル・バンドのそれよりもむしろフツーにJ-POPっぽいというところは改善すべきかもと思っていたが、この「SPION」はスローながら十分にハードかつヘヴィで、パワー・バラードあるいはロッカ・バラード(←死語?)と呼ぶにふさわしい。

で、CRYSTAL ARROWのアルバムでも確認済とはいえ、Naoko Hirotaこと廣田直子の歌唱力が改めてエグい。
関西のインディ・バンドで歌が上手いというとVELVET★CHERRYのAkaneなんかが思い浮かぶが、廣田のヴォーカルも相当のハイレベル。
パワフルにして柔らかさも備えた堂々たる歌唱…実際、プロを含めても、ここまで歌える人はそう多くないだろう。
(ちなみに2曲の歌詞も彼女が手掛けている)

PLEIADEZがスタートしてから初ライヴ(2018年7月)まで約1年。
それからこのCD-Rまで約1年半。
ライヴの本数もかなり少ない。
(ここに来て新型コロナウイルスの影響で、このバンドをナマで観る日は相当先のことになるだろう)
ゆっくりした歩みながら、アルバムが本当に待たれるバンドです。


(2025.12.12.改訂)

この記事へのコメント

  • わさびむし

    ありがとうございます!
    頑張ります!
    2020年04月21日 00:13
  • 大越よしはる

    コメントありがとうございます。
    ってか本人降臨、うわわ…。
    ともあれライヴを観られる日を楽しみにしております。
    2020年04月21日 21:29

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