1998年にモスクワで結成されたというから、もう20年選手の大ヴェテランだ。
アルバム・デビューは2003年。
14年の5thアルバム『HAIL TO ROCK』から歌詞が英語になり(もっともコレはロシア語で歌われていた4thアルバムの英語ヴァージョンだったそうだが)。
17年にヴォーカリストが脱退したものの、18年に新たなヴォーカリストを迎え、新編成で制作された初のアルバムが『RIDERS OF STEEL』。
現在のメンバーはエフゲニー・エピシン(ヴォーカル)、ロマン・グリエフ(ギター)、アレクサンドル・ストレルニコフ(ギター)、アレクサンドル・フェドニン(ベース)、ヴァディム・セルゲーエフ(ドラム)の5人。
オープニングはキーボードをフィーチュアしたインストゥルメンタル。
続く「Small Toy Soldier」(エフゲニー・エピシン加入後初のリリースとなった2018年リリースのEPのタイトル曲)もサビで琴のようなシンセサイザーの音色が前面に出ているものの、以降の曲は特にキーボード・オリエンテッドというワケではない。
今やロシアン・メロディック・パワー・メタルの代表格ということだが、確かにいわゆる”メロスピ”ではなく、マイナー調のメロディを押し出したヨーロピアンなパワー・メタルという感じ。
特にロシアっぽいメロディが出てくるワケではないものの、全編通してキャッチーながらも哀愁を感じさせるメロディのセンス。
俺はこのアルバムで初めてこのバンドを知ったので、前任ヴォーカルの時代を全く知らないのだが、新ヴォーカリストのエフゲニー・エピシンは引っ掛かりのある独特の声質。
超絶ハイトーンも随所で聴かせ、実力は充分。
(ムーディーな低音も魅力的)
2本のギターを中心とする演奏陣も確かなテクニックで、インストゥルメンタル「The Invincible」の楽曲構成は80年代のイングヴェイ・マルムスティーンあたりを彷彿とさせたりも。
「The Invincible」から8分半のドラマティックな大曲「Damned And Killed」につなげ、アルバム本編をアコースティックでしっとりしたバラード「To Be By Your Side」でシメる構成も見事。
(国内盤はそのあとにボーナス・トラックが入っているが)
コレは売れるかも。
『RIDERS OF STEEL』、19日リリース。
(2026.1.12.改訂)
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