DEMOLIZER『THRASHMAGEDDON』(画像)
デンマークのコペンハーゲンで2014年に結成されたRADTSKAFFENというスラッシュ・メタル・バンドが18年に改名。
前身バンドの名前が全然読めないので、改名は大正解だろう。
ともあれ1stアルバム。
メンバーはベンジャミン”ポール”ラドレフ(ギター、ヴォーカル)、アリア・モバレス(ギター)、ビョルン・ヨートガード・ラーセン(ベース)、マックス・ペトレン・バック・ハンセン(ドラム)の4人。
昨年5月には「WACKEN METAL BATTLE DENMARK」の最終選考に残ったのだという。
(残念ながら本家WACKENに出演はかなわず)
今年の2月にはあのARTILLERYのサポートを務めたりもしたものの、新型コロナウイルスの影響で3月以降はライヴが出来ないまま。
しかしデビュー・アルバムは無事に完成。
それにしても『THRASHMAGEDDON』って…凄いタイトルだなあ。
そのタイトルに恥じない、純度100%のスラッシュ・メタルを演っている。
国内盤ボーナス・トラックがANNIHILATOR「King Of The Kill」カヴァーというので「おお」となる人も多いかも。
ボーナス・トラック含む全10曲中3分台が5曲、5分台が3曲、2分台が1曲。
で、残る1曲は1分未満で突っ走る。
ヴォーカルは時々デス声っぽくなるところもありつつ、基本的にはだみ声吐き捨てスタイルの、いかにもスラッシュらしい歌唱。
単に疾走するばかりではなくミドルでためを利かせる曲もあり、「Built On Slavery」をはじめとする5分台の曲ではIRON MAIDENあたりの影響を感じさせる展開を聴かせたりも。
モダンな要素の少ない80年代的なスラッシュを求める向きにはお勧めです。
SEKHMET『REMINISCENCE』
こちらは2008年にフランスの港湾都市ル・アーヴルで結成されたメタル・バンドの1stアルバム。
キャリアのわりにアルバム・デビュー遅いな、と思ったら、紆余曲折があったそうで。
結成当初はラインナップが安定せず、その後12年に”一応の”1stアルバム『EMPTY DREAMS』をリリースしたものの、デモ音源が中心で音楽性も現在とは違い、メンバーはこのアルバムを正規の1stアルバムとは考えていないとのこと。
13年にバンド・ロゴを変更して以降は新たな方向性を追求。
(ロゴだけじゃなくてDEMOLIZERみたいにバンド名自体変更してしまってもよかったような)
ともあれフランス本国では19年にこの『REMINISCENCE』を”正式な”1stアルバムとしてリリース。
今年の「WACKEN METAL BATTLE FRANCE」の最終選考に残るも、新型コロナウイルスの影響でファイナリストの選考会が延期となり、現在に至るという。
メンバーはミッシェル・ルーア(クリーン・ヴォーカル、グロウル)、シャルル・ドゥムラン(ギター)、ルイク・グランシェール(ギター、キーボード)、エリオット・ラヴォー(ベース、グロウル)、ジャン・ドゥムラン(ドラム)の5人。
(ギターとドラムは兄弟か)
聴き始めた時はよくあるモダナイズされたエクストリーム・メタルの類か、と思ったんだけど、聴き進めるとそうではなく。
その手にありがちなエレクトロ風味はほとんどないし、ゴスい感じも皆無。
『EMPTY DREAMS』の時点ではIRON MAIDENあたりの影響を受けたトラディショナルなメタルだったそうで、その根っこを上手い具合に残しながらモダンな方向にシフトした感じ。
クリーンとグロウルを使い分けるミッシェルの、特にクリーン・ヴォイスのエモさとメロディアスさが光る。
フランスのモダンなメタル・バンドというと個人的には真っ先にGOJIRAを思い浮かべるが、彼らの牙城に迫れるか。
国内盤はボーナス・トラック2曲含む全14曲。
『THRASHMAGEDDON』『REMINISCENCE』、どちらも本日リリース。
(2026.1.21.改訂)
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